ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

刺青のインクの危険性と聖書の教え

 2011年8月31日の環境健康ニュースサイト(英文)では、「懸念される事:刺青のインクの中にある化学物質は精査に直面している」といった題で論文が載っていました(http://www.environmentalhealthnews.org/ehs/news/2011/tattoo-inks-face-scrutiny)。
 それによりますと、なんと4千5百万以上の米国人(20代後半の大人のほぼ40パーセントを含む)が刺青をしているとの事です!しかも彼らは健康への心配はせず、みごとな刺青を得る事にますます関心を持つようになっているそうです。

 最近アメリカ食品医薬品局(FDA)は、その刺青に使うインクの成分について、長期にわたる安全性を調べる調査に着手したそうですが、皮膚科が専門の医師や研究者たちは、いち早くその成分を調べ、刺青がはなはだ危険である事を訴えていました。
 ワシントンで皮膚科のレーザー治療を研究しているエリザベス・タンズィ氏は、小さな針で皮膚に投入されるインクが、アレルギー性の発疹を起こし、日光に曝すことによって慢性的な皮膚反応、感染、炎症をもたらしていると言っています。
 7月に発表された新たな研究では、フタル酸塩や他の化学成分がそうした病気の原因になっているかも知れないという事が示されました。研究者たちは刺青で使う黒色インクの中からフタル酸ジブチルという化学物質を発見しました。ウイキペディアによりますと、「広く利用されている可塑剤で、接着剤や印刷インクの添加剤としても利用される有機化合物である」とあります。しかし上記サイトを見ますと、男児が出生前それに曝されると、生殖器の女性化と関連して来る事が分かっているそうです。
 また他の化学成分としてベンゾピレンが見つかりました。それはコールタールとか食べ物のお焦げなどに存在し、強力な発癌性のある事が分かっています。刺青をしている人に稀ながら見つかるメラノーマ(黒色腫)や悪性腫瘍はその為だ、という皮膚科医からの報告もあります。
 タンズィ氏は、刺青と皮膚癌との関連性についてはさらに疫学的調査が必要であると慎重に答えています。けれども刺青をしている人々からの聞き取り調査はかなり困難を極めるでしょう。アメリカ食品医薬品局がこれまで積極的な調査をしてこなかったのも、そのあたりに理由がありそうです。
 さらに黒インクの成分を分析してみたら、鉛、カドミウム、ニッケルなどの重金属も含まれている事が分かりました。これらもアレルギーや諸々の病気を引き起こすそうです。
 こうしてみますと、食品医薬品局などの規制がまだ強力でない為、刺青師は結構な儲けをしているそうです。皆腕を競っていますから、人々が刺青に興味を示すのも当然なのかも知れません。
 しかし聖書は何と言っていますか。
 「あなたがたは死者のため、自分のからだに傷をつけてはならない。また自分の身に入墨をしてはならない。わたしは主である」(レビ19:28)。
 これは古代の異邦人、特にエジプトなど偶像を礼拝する人々の慣習だったようです。そのしるしを身体に刻む頃で、偶像のしもべに帰属している事を示したのでしょうか。しかし私たちを造られた神は偉大な手腕の持ち主であり、入れ墨はそれに対する冒涜という事で、神の怒りの対象となりました。今日米国にかくも多くの入れ墨愛好家がいるのは、不信仰者がどんどん増えているという事です。