ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

米国中の個人用井戸の大半が砒素や他の元素で汚染されている

 2011年10月3日の米国の環境と健康のニュースサイト(http://www.environmentalhealthnews.org/ehs/news/2011/its-elemental-many-private-wells-are-contaminated)では、上記の題で砒素やマンガン等で汚染された地域の詳しい地図入りの報告をしていました。飲料水用の井戸であるだけに問題は深刻です。

 書き出しはこんな感じです。「ネブラスカ州ではウラン、メイン州ニューハンプシャー州マサチューセッツ州では砒素、カリフォルニア州ではホウ素、テキサス州最北部の地域ではリチウム、要するに米国中で金属元素や他のの元素が、健康への懸念を起こさせるほどの濃度で、個人用飲料水の井戸を汚染しています。そしてマンガンに至っては少数の州を除き、限度を越えたものが広範囲に及んでいます。砒素は実際には上記3州ばかりでなく、あらゆる地域に散らばっており、国民的問題となっています」。それらの元素は個人用井戸では監視も規制もされていません。統計では1千500万所帯、6千万の人々がそうした井戸に頼っています。井戸水は目に見えない地下水から汲み上げますから、そこに汚染問題が発生するわけです。そして元素の濃度は乾燥した地域、湿った地域、都市と農村で異なります。そのうち砒素は発癌性があり、ウランは腎臓を損ね、マンガンは神経疾患に関わって来ます。またホウ素は胎児の未熟さをもたらし、大人の生殖器官を傷つけます。
 微量で毒性があるにもかかわらず、人々はいやな臭いがするとか、異常を感じなければあまり関心がありません。うちは深い井戸だから問題ありませんとかで済ませています(実は砒素など深いほど危険なのに)。実際放射能汚染のように「ホットスポット」(集中する地点)も存在します。
 調べた結果、個人用とか公共用とかを全て含めた井戸のうち、およそ20パーセントが限度を越えているそうです。
 砒素含有量の高い飲料水を飲んで発生する癌としては、皮膚癌、肺癌、膀胱癌などがあるそうです。一方マンガンの場合の中毒は、神経症候としてパーキンソン病によく似ているという報告があります。
 いずれにせよ、日本はとにかく米国での個人用井戸汚染の問題は、これからもますます深刻になってゆくでしょう。
 聖書の時代も井戸は登場しますが、特に汚染問題は出て来ません。しかし霊的な事柄への適用があります。有名なヨハネ伝のサマリヤの井戸の話です。ヤコブの井戸の傍らで、サマリヤの女の質問に答えて、救い主イエス・キリストはこう言われました。
 「わたしが与える水を飲む者はだれでも、決して渇くことがありません。わたしが与える水は、その人のうちで泉となり、永遠のいのちへの水がわき出ます」(ヨハネ4:14)。
 広い荒野が続くイスラエルの地で、井戸を探り掘り当てるのは難しい事でした。人々は遠路はるばるその井戸水を求めてやって来ました。それを持ち帰っても、すぐに尽きて人々は渇いてしまいます。しかしイエスは私が与える水を飲む者はだれでも決して渇かないと言われました。それは霊的な事柄で、イエスが与えられるよらかな、また豊かな福音の井戸水、福音のみことばは、魂の渇いた人々が飲む時十二分に満足し、しかも永遠のいのちに繋がるものとなります。
 そのようにイエスの福音を信じた人は、深い喜びに満ち溢れて生涯を終え、永遠の世界に入って行きます。