ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

簡素な生活様式への変更で平均寿命を10年以上も伸ばす事が出来る

 2011年10月21日のサイエンスデイリサイト(英文)で、カナダの心臓内科医クライド・ヤンシー博士が、上記の題で研究成果を披露していました。
 これはカナダでの研究内容です。健康管理計画により、最良の健康状態を保持する可能性が出れば、平均寿命を10年以上も増し加える事が出来るという内容ですが、それらは既に多くの日本人にはなじみのあるものばかりです。ただ10年以上という長さに惹かれました。博士によると、着実に7つの段階を踏まえて生活を送れば、50歳の人がさらに40〜50年も長生きする事が期待出来る!というのです。具体的に挙げますと以下の通り(大意)。
 1積極的に動く事。身体を動かさない人は活動的な人より2倍も心臓病になる危険性があります。
 2正常なコレステロール値を知り、調整してゆく事。血中の高いコレステロール濃度で脂肪が動脈に沈着し、心臓病の危険性を増します。
 3健全な食生活を送る事。健康状態の改善には最も効果のある大切な方法の一つです。
 4正常な血圧を知り、調整してゆく事。高血圧は高血圧疾患(サイレントキラー)と呼ばれ、警告を与えるような症状が出ません。ですからこれを管理すれば 心臓病の危険をぐっと減らす事が出来ます。
 5健康的な体重を得るようにし、それを維持管理する事。全世界で肥満の問題が生じていますが、カナダでも60%以上が肥満だという事です。その状態を放置しておくと、ほぼ4年もいのちを縮める事になります。
 6糖尿病にうまく対処する事。2016年までに240万人のカナダ人が糖尿病になると言われています。これは高血圧、粥状動脈硬化、心臓の冠状動脈の詰まり、心臓発作などを引き起こします。日本では糖尿病性網膜症、腎症、神経症の3大危険という事でよく知られています。
 7たばこを吸わない事。3万7千人以上のカナダ人が喫煙の為に亡くなり、数千人の人が副流煙で亡くなっているそうです。今すぐ止めれば疾患を止められ、もう15年もすれば、吸わない人と同じレベルになれます。
 これらの実行により人々が健康になれば、医療費の高騰も相当防ぐ事が出来ます。現状では特に心臓病関係の医療費が突出しているようです。
 日本はカナダと相当生活様式が違うと思われます。ですから50歳を越えた人が40年生きる可能性は、特に上記の7つの項目を意識しないでも達成出来るのかも知れません。
 では聖書の時代、健康上一番問題だったのは何かと言いますと、やはりワインやある種の草から合成した強い酒だったようです。
 「わざわいのある者はだれか。嘆く者はだれか。争いを好む者はだれか。不平を言う者はだれか。ゆえなく傷を受ける者はだれか。血走った目をしている者はだれか。ぶどう酒を飲みふける者、混ぜ合わせた酒の味見をしに行く者だ」(箴言23:29−30)。
 また他国との戦いで疲れ、ストレスが増し大きな腫瘍が出来ていたと思われるヒゼキヤ王の興味深い話があります。通常なら彼の「死の時」が定まっていたわけですが、いざ宣告を受けると泣き出し、主である神に救いを求め、自己の罪を洗いざらい告白しました。その涙を見た主はこう言われました。
 「わたしは、あなたの寿命にもう十五年を加えよう。わたしはアッシリヤの王の手から、あなたとこの町を救い出し、わたしのために、また、わたしのしもべダビデのためにこの町を守る」(列王第二20:6)。
 主のみこころに従う決意をした王に、神は15年という長いいのちの年月を増し加えて下さいました。