ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

視覚障害者用に開発されつつある新装置「キネクシージア」

 2011年11月17日のサイエンティフィック・アメリカン誌電子版は、「ベルトは障害物の危険を視覚障害者に警告する」という題で、ペンシルベニア大学の2人の学生が開発しつつある新しい装置「キネクシージア」の事を紹介していました。
 2010年マイクロソフト社はキネクトというゲーム装置を発売しました。それは「RGBカメラ、深度センサー、マルチアレイマイクロフォン、および専用ソフトウェアを動作させるプロセッサを内蔵したセンサー」から成り立っており、「プレイヤーの位置、動き、声、顔を認識することが」出来ます。詳しくはウイキペディアを参照して下さい(http://ja.wikipedia.org/wiki/Kinect)。私はゲームの事は皆目分かりませんので。
 それを視覚障害者の為に何とか応用して、見えない障害物の危険を感知・警告して、避けさせる装置が出来ないものかと考えたのが、上記の2人の学生でした。2人はそれを実際に試作し、実用までもう一歩というところまで漕ぎつけさせました。その詳細はhttp://www.kinecthesia.com/に載っています。写真はそのウエブサイトから借用させて頂きました。

 サイエンティフィック・アメリカン誌電子版によりますと、それは「ベルトの左右中央に、マイクロソフトキネクト赤外線カメラ及び感知装置、バッテリーパック、6つの振動モーターを装填したもの」です。それを着用し歩き出すと、キネクトが進路で障害物を検知します。それが進路の左側にあると、腰のベルトの左側のモーターが振動します。障害物に近づけば近づくほど、その振動が強くなります。それで視覚障害者は前途に障害物があると分かります。今2人はそのベルトを出来るだけ小さくし、手頃な価格になるよう考えています。実用化されれば世界中に2億8千5百万人もいる視覚障害者の役に立つと張り切っています。またそれは見通しの悪い、暗い場所で働く消防士や炭鉱夫たちの為にも有益となるでしょう。
 上記キネクシージア・コムのサイトの説明を訳しますと、「キネクシージアはベルトに装填したキネクトを用いて視覚障害者の通行を支援するものです。キネクトは盲人利用者の通路にある障害物を感知し、腰のバンドにあるモーターを振動させ、障害物があると警告します…」という事になります。
 では聖書ではそれに関連してどんな事が示されているでしょうか。
 「あなたのみことばは、私の足のともしび、私の道の光です(詩119:105)。
 このみことばによりますと、聖書のみことばこそ信徒の行く道を照らして先導するものです。信徒は生きている限りこの世の道を歩む者ですが、時としてそれは暗黒な道ともなり、光として先導するみことばから外れると、滑って転んでしまいます。悪者たちは信徒の行く道のいたるところに障害物を置き、躓いて倒れる事を欲しているのです。ですから暗い世を進む時、聖書が必須となります。それは前途が真っ暗と言われる未信徒の方にもお勧めです。