ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

感謝祭りと翌日のブラックフライデー

 米国では毎年11月の第四週目の木曜日を「感謝祭」の日と決めて、特に家族、友人、神などに感謝を捧げています。そして七面鳥を丸焼きにして祝っています。ネットを見ても、神が第一に出て来ないので、当然宗教的行事ではありません。
 その歴史をウイキペデイアで調べますと、英国国教会の弾圧を受けた清教徒たちが自由を求めて米国に渡った頃に始まったようです。彼らがマサチューセッツプリマスに移住した時に、先住民のインディアンたちから助けを得て、翌年初の大収穫があった為に、神の恵みに感謝して共にご馳走を頂いたのが契機となったように書かれています。でもそれは眉唾ものです。逆に彼らがインディアンたちを虐殺したという暗い面が付き纏っているからです。とにかくそれは米国独特の行事であり、日本のクリスマス行事つまり「キリスト降誕を祝う振りをした真似事」程には、日本に知れ渡っていません。
 その第四木曜日の次の金曜日は「ブラックフライデー」と呼ばれ、待降節アドベント)に入る為、クリスマスの時のセールのの前哨戦と位置づけ、特別セールを行ないます。その時小売店の収支が黒字になることから感謝祭の翌日を「ブラック・フライデー」と呼ぶそうです。ブラックとは黒字の事だったのです。これまで知りませんでした。なぜブラックなのかと思っていました。
 ネットを見ていますと、デパートのショッピングなどで人々が殺到する光景をビデオで撮影していました。
 11月25日のハフポスト電子版を見ますと、売る側としては商魂たくましく、思った以上に高い値段で売り出しているようです。
 しかし米国は今大不況、その割には食料品の値上げなどもあって、現金ではなくクレジットカードで買物をする人々は、大きな負債を負う事になり、それが利用者の健康に大きな影響を与えています。それなのに無理してというところに、米国人の貯蓄より消費を好む傾向がはっきり現れているようです。
 しかし救急救命医ライグ・ヴィノカー医学博士は、こうした動きに警鐘を鳴らしています。論文の題は「ブラック・フライデー・ショッピングストレスを減らす為の5つの助言」となっています。その内容は目新しいものではありません。一応掲げておきます。
 1睡眠。ストレスや心配事の為に眠りが途切れ途切れになるからです。7〜8時間たっぷり眠るようにします。
 2正しく食べる事。脂肪一杯且つ精糖の入った加工食品を買わない事です。アルコールを制限し、繊維質の高いものや新鮮な果物・野菜を多く摂取します。それは短期的には血糖値を安定させ、長期的には心臓病やがんの予防となります。
 3身体活動。マラソンなどの運動でエンドルフィン(俗に幸福ホルモン)が分泌され、これが精神的ストレスの解消の為効果があるとされています。家の中で掃除などを精力的に行なうだけでも、ストレス解消になります。
 4自分にあまり厳しい事を課さない。風呂に入ったりシャワーを浴びてリラックスします。散歩や好きな音楽鑑賞も良いでしょう。ヨガや瞑想も効果があります。
 5自分への支援体制を利用する事。孤独感を噛み締めていないで、他人に思いを打ち明ける事。他人と新しい趣味に打ち込んだり、慈善活動に参加したりします。
 とにかく負債を多く背負い込んでいないか、良くチェックしてみる事が大切で、そうでないと自ら墓穴を掘る事になります。
 どうしても欲望が勝り、負債を多く抱え込んでいるのに、つい手元のクレジットカードを利用してしまう米国人があとを絶たないようです。聖書的とは言えません。みことばはどんな事を言っているでしょうか。
 「金銭を愛する生活をしてはいけません。いま持っているもので満足しなさい。主ご自身がこう言われるのです。『わたしは決してあなたを離れず、また、あなたを捨てない』」(ヘブル13:5)。