ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

日本免震構造協会が発表した3割の免震建物可動部損傷は少ないのか

 2012年1月26日の朝日新聞では、「免震建物 3割で可動部損傷」という見出しで、日本免震構造協会が東日本大震災での免震建物の調査結果を報じていました。
 朝日では具体的にどの地域を調査したのか示していないので、他のサイトを見たら東北や関東を中心とするとありました。327棟が調査され、3割の90棟が損傷を受けていたと書かれていました。ちなみにこの免震建物(ビル)全国で2600棟以上はあるそうです。
 損傷部分に関する簡単な図が朝日に載っていました。朝日の記事を少し変えました。

 損傷を受けたのは建物そのものではなく、その下の部分に設置されているエキスパンションジョイントという部分でした。それが左右に動いて揺れを抑えるわけですが、建物と基礎の間に揺れを吸収する「層」での床、壁、天井のエキスパンションジョイントに、亀裂などが生じたわけです。
 http://www.iau.jp/m-10.htmにある情報によると、免震建物は震度6弱・強まで無損傷と謳っています(このサイトの図表では震度7から建物の損傷が始まる可能性ありと書かれています)。今度の東日本大震災地震は、震度5弱が大半だったので、不幸中の幸いでした。しかしこのエキスパンションジョイントについては、平素の維持管理が不十分な為に損傷を受けた事例が多かったようです。「人為的なミス」です。
 もしエキスパンションジョイントが完全に壊れたら、一体どうなのでしょうか?建物本体に全く影響がないと言えるのかどうか。それに自然は人間の定めた基準を越えた大地震を起こすかも知れないのです。上記サイトでは耐震・制震よりも、遙かに優れている事を主張していますが、いかなる地震に対しても「絶対安全」とは言っていません。ですから3割=90棟という数字は決して誇れるものではないと思います。
 では聖書はどんな事を言っているでしょうか。黙示録では今後、これまでに無かったような大地震が起こる事を預言しています。
 「すると、いなずまと声と雷鳴があり、大きな地震があった。この地震は人間が地上に住んで以来、かつてなかったほどのもので、それほどに大きな、強い地震であった」(黙示16:18)。
 ですから日本のような活断層の多い国に住む人々は、大いなる不安を抱くに違いありません。
 信仰と行ないに関してイエス・キリストはこう言われました。
 「だから、わたしのこれらのことばを聞いてそれを行なう者はみな、岩の上に自分の家を建てた賢い人に比べることができます。雨が降って洪水が押し寄せ、風が吹いてその家に打ちつけたが、それでも倒れませんでした。岩の上に建てられていたからです」(マタイ7:24−25)。
 この岩はイエス・キリストの事です。その全てのみことばです。その堅固な礎の岩に依拠して行動する人は、「人為的ミス」などなく、揺るがぬ人生を送る事が出来ます。その人は賢い人です。
 「見よ。わたしはシオンに、選ばれた石、尊い礎石を置く。彼に信頼する者は、決して失望させられることがない」(ペテロ第一2:6)。