ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

占い中毒が増えている

 2012年3月13日の朝日新聞に、「占い中毒注意報」という題の記事が載っていました。
 それによりますと、占いに依存する人々が増えて鑑定料が累積し、トラブルが多発するようになったそうです。酒やタバコや麻薬への依存症というのは良く耳にしますが、今回は「占い依存症」という事だそうです。なぜそうなってしまうのでしょうか?
 元依存症で借金を300万円もつぎ込み、後悔して止め、今は逆に占いでトラブルを抱えている人々の相談役になっている人はこう言っています。
 「私にとって占師は、自分で抱えきれない感情をはき出す洗面器のようなものだった」。つまり占いが先の見通せない漠然とした不安を和らげる、安定剤のような役割を果たしていたという事だそうです。
 しかしそれが一回で済めば問題はあまり生じないと思われますが、そうは行きません。既にウイキペディアでも「占い依存症」という項目が出来ていて、こう分析しています。「実際には占いの答え合わせが成功することは稀で、占うごとに違う結果を聞くことで不安が深まり、たとえ良い結果が出ても安心できなくなることで更に依存傾向が深まることが多い。依存者は内面の不安感を現実の物事に投影することでその投影対象となる現実の物事を強く恐れ、結果的に現実逃避傾向があるため、不安解消のために実際の確認をとる発想は無く、不安から抜け出すことが困難な要因を自ら作っている」。
 これを見てなるほどそうだと思いました。人間である占い師が人の心を読み、その将来を占うなんて出来るわけがないのです。だから自分の期待と違う答えが出れば、当然不安になって又足を運ぶという事になります。下左画像はhttp://bokete.jp/odai/64289からお借りしました。

 なぜ人々は気軽に占い師のもとへ行くのでしょうか?それは朝日に出て来る弁護士によると、「小さい頃からテレビや雑誌などで身近な存在だから、誰もがとっつきやすい」のだそうです。そこで現在ではインターネットでも占いサイトが乱立する事になります。少し覗くと「因果応報」などの言葉が踊っています。
 占い師の立場からすれば、高額で儲かる為、依存症の人々をカモにしている悪い人もいますが、ここに来て特に依存症と分かると、断る良心的な人もいるようです。
 高いお金を払って占いに救いを求める人々が後を絶たない、しかもトラブルに巻き込まれる、はなはだ残念な事態です。
 聖書では勿論占いは禁止です。
 「あなたのうちに自分の息子、娘に火の中を通らせる者があってはならない。占いをする者、卜者、まじない師、呪術者…」(申命18:10)。
 主なる神の言われる事は常に真実ですが、主は偽りの言葉を吐く占い師の事を次のように述べ、救いの為にただでご自身のもとへ足を運ぶよう勧めておられます。
 「あの預言者たちは、わたしの名によって偽りを預言している。わたしは彼らを遣わしたこともなく、彼らに命じたこともなく、語ったこともない。彼らは、偽りの幻と、むなしい占いと、自分の心の偽りごとを、あなたがたに預言しているのだ」(エレミヤ14:14)。
 「ああ。渇いている者はみな、水を求めて出て来い。金のない者も。さあ、穀物を買って食べよ。さあ、金を払わないで、穀物を買い、代価を払わないで、ぶどう酒と乳を買え。なぜ、あなたがたは、食糧にもならない物のために金を払い、腹を満たさない物のために労するのか。わたしに聞き従い、良い物を食べよ。そうすれば、あなたがたは脂肪で元気づこう」(イザヤ55:1−2)。
 救いの為の聖書と教会はあなたの身近にあります。真の救いをそれで得て欲しいものです。