ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

精神的落ち込みを防ぐ7つの方法

 米国ハフポ2012年3月21日のハフポストサイト(http://www.huffingtonpost.com/dr-veronica-anderson/prevent-alzheimers_b_1354218.html#s798687&title=1_Lowering_Homocysteine)では、「気が変にならないように:精神的落ち込みを防ぐ7つの方法」という題で、ヴェロニカ・アンダーソンという医学博士が寄稿していました。
 ハフポストがこうした〜の方法という題で、様々な分野の人々からの投稿を歓迎しているのは一つの特徴で、これまでも私が学んだ事をブログで書いています。今回のもだいたい重複する箇所がありますが、大事な事柄なので、また書かせてもらいました。
 通常65歳以上になりますと、老化が進んで様々な病気が進行して行きます。例えばアルツハイマー病、心臓発作、前頭側頭型認知症(人格変化や意欲低下、言語障害などが生じる)、神経変性症状などが挙げられます。その症状としての記憶喪失や推理力の減退、判断力の減失は深刻な問題です。博士は100歳まで元気で過ごす為には、これから挙げる予防法を40代から実践するべきだと提唱しています。
 ホモシステインのレベルを下げれば、精神的落ち込みが減る。ホモシステインはタンパク質の代謝過程でできるアミノ酸の一種で、このレベルが高いと、心臓病、血管異常、脳の退化が生じ、認知症に向かいます。そこでビタミンB1、B2、B6、B12と葉酸を摂取すれば、そのレベルを下げるのに大いなる効果があるという事です。無精白の穀物、野菜、ナッツを十分摂る事です。必要に応じてビタミン剤などの栄養補助食品を使用するのも良い事です。私はビタミンB12と葉酸が吸収出来ないので(胃全摘で)、病院で注射してもらっています。
 心臓に良い事は脳にも良い。心臓の大発作は脳にも損傷を与え、精神的落ち込みに繋がりますが、ごく小さな発作や脳の血管の変性も軽視出来ないという事です。高い血中コレステロールや肥満は心臓病の危険因子ですが、脳にも悪い結果をもたらします。動脈内部でのコレステロールの積層が、血管の流れを悪くし、脳組織への酸素供給や栄養物の補給を妨げます。普段あまり気づかれない事ですが、確実に認知機能を減少させます。コレステロールのレベルを下げ、体重を減らす努力が必須です。
 地中海ダイエットが脳の為に高品質な栄養分を補給する。地中海ダイエットはイタリア、スペイン、ギリシャなどの国々に典型的な食習慣です。魚・野菜を多く食べ、オリーブ油を使う事、全粒のパン、米、パスタを食べる事、ナッツや諸々の種を食べる事等々です。それがコレステロールのレベルを下げ、オメガ3、オメガ6脂肪酸(どちらも必須の脂肪酸ですが、ネット情報では過剰になりがちなオメガ6脂肪酸<コーン油、動物性油など>を出来るだけ減らし、オメガ3脂肪酸<エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸など魚油>を増やすと、バランスが整い、正常な心拍リズム、血管保護、神経系や脳の機能を促進するそうです)を供給します。
 社会的コミュニケーションに参加し、脳を忙しく保つ事。音楽家、作家、科学者、チェスをする人などは、アルツハイマーや他の脳の認知症に罹患する割合が少ないそうです。「脳への精神的蓄え」が多いからでしょう。読書、新しい言語を学ぶ事、チェスをしたりパズルを解いたり、楽器演奏を学んだりするのが良いのですが、単なる他人との頻繁な会話でも脳を忙しくさせ、代謝を促進し、血液の供給を増やして精神的落ち込みを防ぎます。
 漢方薬も精神的落ち込みを防ぐのに効果的。イチョウの葉は記憶喪失を防ぎ、逆に記憶力を促進するそうです。それで認知症の初期段階で効果がありそうです。ヒカゲノカズラ科のシダ植物の仲間で、中国原産の植物であるトウゲシバは、アルツハイマー病の人々に見られるアセチルコリンの減少を防ぎ、それを増やす効果があるそうです。それも精神的落ち込みを遅らせます。左図がトウゲシバ。

 過度の睡眠は精神的落ち込みに繋がる。夜9時間以上寝る人はそうした症状が出るそうです。6〜8時間の睡眠が最適です。老人ホームを訪問しますと、寝たきりのお年寄りにその寝過ぎの兆候が見られます。
 身体や頭の体操を行なう事が精神的落ち込みを減らす。それを定期的に行なう事により、認知機能が促進されます。
 上記の事を考えながら、いかに精神的落ち込みを防ぐか、聖書で考えて見ますと、やはり次の事が一番有効であると考えます。
 「この預言のことばを朗読する者と、それを聞いて、そこに書かれていることを心に留める人々は幸いである…」(黙示1:3)。
 神の偉大な知恵の詰まった聖書を朗読し、その内容を深く考える、そしてそれらを出来るだけ心に蓄える、これだけの心がけで認知症は防げます。それに身体のための健全な食生活をする事で十分だと考えます。あと恵みによって余裕が得られたら「実に神はすべての人間に富と財宝を与え、これを楽しむことを許し、自分の受ける分を受け、自分の労苦を喜ぶようにされた。これこそが神の賜物である」(伝道5:19)に従って、人生を楽しむ事です。