ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

子どもの頭痛

 頭痛と言えば、圧倒的に大人に多いもので、原因も多様ですが、2012年3月26日の朝日新聞では、子どもの頭痛を扱っていました。
 日本医大の研究チームが文京区と荒川区の小中学生約2万人を対象にして実施した調査では、小学生11〜16パーセント、中学生24パーセントほどに頭痛の症状があったとの事です。
 その主な症状は偏頭痛と緊張型頭痛だそうです。しかし大人と違い、その持続時間は概して短い事が多いそうです。ですからその場合に即薬で治すという事ではなく、しばらく生活習慣を観察し、悪いところがあればその見直しをする事で解決される事例が多々あるようです。
 しかしこの競争と格差の社会の中、勉強や仲間の事で多くのストレスを抱えている小中生は多く、強い痛みが一日中続く事もあると、筑波学園病院の医者は言っています。遊びと多様な学校選びが出来て、あまりストレスを感じなかった私たちの世代とは大違いです。
 それよりも、決して頻度が高いわけではありませんが、脳出血脳梗塞が原因の頭痛もあるそうで、この場合は様子見ではなく、待った無しの病院搬送という事になります。脳出血はだいたい能動脈や静脈の奇形が原因のクモ膜下出血が多いようです。どうもそれは遺伝性のものらしく、私の場合父も兄もクモ膜下出血で亡くなっています。下図画像はhttp://genkiayumu.exblog.jp/10336773/からお借りしました。

 ちなみに私の兄の場合、2階の階段を降りた所で嘔吐し、意識を失っていました。子どもでも激しい頭痛と嘔吐があったら、やはり直ぐ医者へというのが正解です。
 ところでこうした重篤な子どもの頭痛ですが、聖書にも載っています。列王第二4:19にあります。
 「父にむかって『頭が、頭が』と言ったので、父はしもべに『彼を母のもとへ背負っていきなさい』と言った。彼を背負って母のもとへ行くと、昼まで母のひざの上にすわっていたが、ついに死んだ」(口語訳)。
 ここはシュネムの女と預言者エリシャとの出会いの場面です。この女には夫との間に子どもがありませんでした。憐れんだエリシャは、次の年の子どもの誕生を預言しました。それは成就して男子が生まれましたが、少し成長したところで突然「頭が、頭が」と父親に訴えています。それはおそらく脳出血の可能性が高いものだったのでしょう。しもべが母親のところに子どもを連れて来ました。しかしその膝の上で間もなく子どもは死にました。
 でもエリシャを通して神はこの子を憐れみ、奇跡の御力で生き返らせられたのです。
 旧約や新約の時代、こうした奇跡はたびたびありましたが、基本的に聖書の完成と共にそれは止んでいます。現代における最大の奇跡と言えば、この力ある神に背いて自力で生きようとしている人々に対して、聖書のみことばが働き、人々がその罪を悔い改めて神への信仰を得た時です。