ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

東京の葛飾区柴又と千葉県松戸市を隔てる江戸川で利用されている矢切の渡し舟

 2012年4月17日自転車で40分くらいかけ、東京都葛飾区柴又(帝釈天と寅さんで有名)と、江戸川を挟んでこちら側の松戸市中矢切との間で利用されている、矢切の渡し舟の運行している場所まで行って来ました。
 江戸川沿いの遊歩道(歩行者と自転車だけ)は良く整備されていて、足の悪い私でも快適に走れました。
 矢切の渡しは現在も東京都で残っているものとしては唯一ですが、その歴史は1631年まで遡るそうです。江戸幕府が設けたものです。


 この渡し舟のある江戸川の幅はそれほど広くなく、小学生だった頃の私なら泳いでも渡れそうですが、昔橋の無い頃は勿論舟がないと不便でした。
 そしてこの遊歩道を少し戻り、土手から小岩方面を眺めて右側にあるのが、広大な東京都金町浄水場です。昨年3月11日の福島原発で放射性ヨウ素131が検出され、そこが東京23区などに水道水を供給しているだけに、一時大騒ぎになりました。ただこの放射性物質半減期が短い為、幼児に飲ませないという事だけ徹底されました。松戸でも給水車が出回っていたのを記憶しています。しかしこうして自転車で動くと、昨年3月11日以降、風向きにより流山、柏、松戸などがホットスポットになったわけですから、すぐ隣の金町浄水場が汚染されたのは当然である事が分かりました。

 写真左下の浄水場はまだ先まで続いています。そしてその南端に隣接してあるのが、有名な柴又帝釈天です。その周辺と京成柴又駅まで、みやげ物でにぎわう参道を通って散策しました。さらにその近くにはこれまた有名なフーテンの寅さんの記念館まであります。17日は定休日で中を覗く事は出来ませんでした。


 この帝釈天のお祭りは、今から35年以上前、私がまだ信仰を持つ前に、仕事で一緒だった人とみこしを担ぎに行った経験があり、非常になつかしい思いで、周辺を歩いて回りました。みやげ物店は結構珍しいものまで売っていましたが、血糖値の平均値を出来るだけ正常に戻したい私としては、ぐっと押えて何も買わずに帰りました。
 聖書にもこうした渡し舟の場面があります。ヨルダン川東の支流にあるヤボク川です

 「彼(*ヤコブ)はその夜のうちに起きて、ふたりの妻と、ふたりの女奴隷と、十一人の子どもたちを連れて、ヤボクの渡しを渡った」(創世32:22)。イスラエルの族長の一人やコブは叔父ラバンのもとを去り、郷里であるカナンまで、ベニヤミンを除く十一人の子らと共に戻ります。そしてヤボクの渡しで先に彼らを渡らせ、自分一人残りました(たぶん祈りをする為)。その時神の使いが来て、二人は夜通し格闘しました。ヤコブが優勢とみた神の使いは、その場を去ろうとしますが、その時言ったのが、次のみことばです。
 「あなたの名は、もうヤコブとは呼ばれない。イスラエルだ。あなたは神と戦い、人と戦って、勝ったからだ」(創世32:28)。
 現在のイスラエルの国名は、ヤコブが神の使いにより名前をイスラエルと変えられた事に由来しています。「神は争われる」という意味でした。