ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

テキサスの毒蛇

 2012年4月16日のサイエンスデイリサイトに、「毒蛇に噛まれたら痛いし、高額な費用がかかる」といった題の記事がありました。
 アイルランドアイスランドニュージーランドの3国は、毒蛇の生息していない数少ない国々ですが、それらを除くと世界中のどこにも毒蛇がいます。日本はハブ、マムシ、ヤマカガシがそうですし、インドではコブラが有名です。
 米国のテキサス州はこの春異常に暖かく、降雨も多かったので、蛇にとっても繁殖には好都合だったようです。ですからテキサスA&M大学付属病院の獣医学関係部門の専門家たちは、特に噛まれないよう注意を促しています。
 テキサスに生息する毒蛇は、サンゴヘビ アメリマムシ ガラガラヘビ ウオーターモカシン(沼にすむ半水生の毒蛇)の4種類だそうです。一番最後のがあまり良く知られていないと思います。テキサスは平地なので、蛇はするする滑って行き、極めて活動的です。

 ウオーターモカシンは別名コットンマウスというそうです。上記サイトでは後者の言葉を使っていました。これはよく調べないと、何か別のものを想像してしまいます。小川や湖に生息し、上記3匹に比べるとかなり攻撃的だそうですから、そういう場所に行く時は相当な注意が必要です。人間ばかりでなく、ペットや小鳥も狙われます。犬は顔や鼻、猫は手足がよく噛まれるようです。
 そして一度噛まれると非常に痛く、すぐ入院しなければなりませんが、1日〜数週間かかります。そして費用は最低でも5万ドル、それに蛇毒血清などの処置が追加されます。
 そういえば日本では14日のニュースで、茨城県牛久市の男性がニシキヘビに噛まれて死んだ事が報じられました。この蛇毒はないのですが、死因は巻かれてなのか、噛まれてなのか、今調査中との事でした。
 そのように蛇をペットにしている人々もいますが、大半の人々は嫌いでしょう。
 聖書の創世記ではアダムの妻エバを誘惑して罪を犯させた事で有名です。それで神は二人と共に蛇にも次の事を言われました。
 「神である主は蛇に仰せられた。『おまえが、こんな事をしたので、おまえは、あらゆる家畜、あらゆる野の獣よりものろわれる。おまえは、一生、腹ばいで歩き、ちりを食べなければならない』」(創世3:14)。
 これを見ますと、蛇は罰として「一生、腹ばいで歩く」事が定められています。聖書は詳しく書いていませんから分かりませんが、この箇所からかつて蛇は立っていた事が想像されます。さらに最初は非常に良かった動物でしたから、今なぜ毒のある蛇とそうでない蛇がいるのかも謎です。さらに蛇は悪魔の象徴にもなっています。
 しかし聖書の将来の預言では、蛇もまたその毒牙を抜かれ、他の動物そして人間と平和に暮らす事も預言されています。
 「『狼と子羊は共に草をはみ、獅子は牛のように、わらを食べ、蛇は、ちりをその食べ物とし、わたしの聖なる山のどこにおいても、そこなわれることなく、滅ぼされることもない。』と主は仰せられる」(イザヤ65:25)。
 蛇の食べ物が「ちり」である事は変わりありませんが、いかなる蛇も他の動物たちと共存して生きて行く事になります。