ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

笑いの効用

 2012年4月21日の朝日新聞に、「笑い」が医療現場で採用されている事をルポした記事がありました。
 私たちは普段笑う機会が多くあるのでしょうか?テレビを持っていませんが、毎日見ている人はよく笑っているのでしょうか?私は日曜日教会に通っていて、礼拝後の交わりで笑う事はありますが、他の毎日は独身でもある事だし(母が生きていて認知症の初期だった頃は、二人で笑う機会が多くありました)、食事を作る事、外に出て運動する事以外は、パソコンに向かっているので、まず笑いは皆無に近いです。
 ところがこの記事によると、笑いはストレス解消や血糖値を抑える働きがあり、免疫力も上がるそうです(テレビの俗悪な番組で、他人をけなして笑いを誘うようなものには、そうした効果があるかどうか疑問ですが)。

画像は船橋笑いヨガクラブからのものをお借りしました。朝日の記事でも出て来ますが、この笑いヨガは今結構注目されているそうです。落語はその意味を理解していないと笑えないのですが、この笑いヨガは実は今から20年ほど前にインド人の医者が考案したのだそうで、誰でも笑えるそうです。世界70カ国以上で採用されています。特に高齢者のケアで威力を発揮しており、医療関係者の関心が高まっています。
 日本笑いヨガ協会というところのホームページを見ますと、それは「笑いの体操」と「ヨガの呼吸法」を組み合わせた運動法だという事です。但しこのページで養成講座の費用を見ますと少々高いので(他のテキストも)、そうしたクラブに入ってまでという人熟考してみたほうが良いです。
 笑いと言えば大阪が本場です。「大阪発笑いのススメ」という啓発冊子がPDFファイルで見られます。これは詳しく一読をお勧めします。
http://www.pref.osaka.jp/attach/4002/00029624/waraisasshi.pdf
 ところで聖書では笑いについてどんな事を言っているでしょうか?救い主イエス・キリストは、「彼はさげすまれ、人々からのけ者にされ、悲しみの人で病を知っていた。人が顔をそむけるほどさげすまれ、私たちも彼を尊ばなかった」(イザヤ53:3)とあり、地上でのご生涯で二回「泣かれた」事はあっても、検索で調べると「笑われた」事はありませんでした。むしろ人々から「あざ笑い」の対象とされました。「物笑い」「嘲り笑い」が聖句の大半を占めています。
 イエスは人々を罪とその結果としての死から救い出す為に、十字架に向かわれたわけですから、その記事が無いのは当たり前なのかも知れません。伝道者の書でも「悲しみは笑いにまさる。顔の曇りによって心は良くなる」(7:3)などとあります。
 では誰が笑ったのでしょうか?それは救いの喜びに満たされた信徒たちです。
 「そのとき、私たちの口は笑いで満たされ、私たちの舌は喜びの叫びで満たされた。そのとき、国々の間で、人々は言った。『主は彼らのために大いなることをなされた。』」(詩126:2)。
 「彼らの中から、感謝と、喜び笑う声がわき出る。わたしは人をふやして減らさず、彼らを尊くして、軽んじられないようにする}(エレミヤ30:19)。