最もお金のかからないストレス解消法

　２０１２年４月２７日のハフポストサイト（http://www.huffingtonpost.com/ashley-davis-bush/stress-tips_b_1448588.html）では、アシュレイ・デイビッド・ブッシュという精神分析医が｢ストレスに対する最も安価な解決法｣といった題で、ストレス解消の勧めをしていました。
　これまで私のブログではストレス解消法について何点か纏めたものを公開した事がありますが、今回はたった一つだけです。下左図はグーグル画像から借用。
　氏によりますと、ストレス解消には運動が一番ですが、他にも旅行とか健康的な食べ物を摂る事などが含まれます。でもそれには特別な環境が必要で、お金と時間がかかります。

　ですから予算が乏しく、時間も全然とれない人の場合どうしたらよいでしょうか？最も安価な「特売場」は、私たちの心の中にあると氏は言っています。
　そしてそれは「感謝の気持ち」を実践する事だそうです。それは最もストレスのかかった思考に対する効果的な「解毒剤」となります。火に冷たい水を浴びせるのと同じです。そうした心の切り替えが出来ると、それは習慣となってゆきます。少々訳しにくいですが、６点が挙げられています。要約します。
　１「お日様おはよう」。これは朝目覚めた時、ベッドで片手を胸の上に、反対の手をお腹の下に置いて、微笑みが浮かぶような３つほどの事を考え、感謝の気持ちで大きく呼吸する事です。
　２「朝食を良く見る」。朝食事をする時、口に入れるその食べ物をよく見て、感謝する事です。それがどこから生じ、どういう過程を経て今自分の口にあるのか、見て良く理解するのです。農家、工場、トラックの運搬車、調理者の事を想像してみて下さい。それなくして食べ物は私たちの許に届きません。
　３「きちんと仕事をする」。仕事がある事を感謝し、同僚に恵まれている事を感謝し、客とのやりとりを楽しみ、賃料や不動産の支払いが出来る給与がもらえる事に感謝するのです。
　４「使用に役立っているものを思う」。携帯がある事は嬉しいですか？電化製品のある生活は便利ですか？医療費はちゃんとした医療の為に用いられましたか？
　５「楽しい家庭」。家のドアを開ける時、この家がある事への感謝を考えてみる事です。私たちの生活を助ける同居者がいる事を感謝するのです。それらが賜物として与えられた事を思えば、自然と微笑が浮かんで来ます。
　６ベッドで休息する前に感謝だった事を３つ位熟考してみる事です。その日の単なる喜びだったのか、大成功だったのかを思い出し、気持ちを広げてみるのです。
　最後に氏は、感謝の｢レンズ」を通して生活の細かい事を見るようになれば、さらに幸福になり、もっとストレスが減る事がわかってくると言っています。だから感謝はただで得られるストレス解消法となります。
　これは実は聖書でも基本的な事柄です。主イエス・キリストはいつも父なる神に感謝の祈りを捧げていました。そして弟子たちにも以下の勧めをされました。
　「すべての事について、感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです」（テサロニケ第一５：１８）。
　そのようにキリストを信じる生活に変わると、「電信柱に花が咲き、焼いた魚も踊り出す」のです！