ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

抵当流れの家がマリワナ栽培の場所に

 2012年5月6日のニューヨークタイムズ電子版では(http://www.nytimes.com/2012/05/07/us/marijuana-growers-move-to-the-suburbs.html)「差し押さえられた家が室内のマリファナ農場になった」という題の記事が載っていました。
 それによりますと、マリファナ栽培者たちは近年低所得者の多い田舎や商業地域から都市郊外の比較的高級な地域に移って来ているとの事です。
 そこでは住宅危機が悪化する中、100万ドルもする家が、抵当流れその他の理由で売りに出され、それを買った栽培者が室内で、高強度のランプと水と空気浄化装置を備えて、質のよいマリファナを作っているそうです。広い家の2階部分がよく利用されているそうです。

 そうした家は雑な配線工事でよく火事を起こすそうですが、そうでもなければ、隣の家の人もなかなか気づかないようです。犯罪者たちが努めて地域に溶け込もうとしているのも影響していますし、地域の絆が薄れている事もあります。カリフォルニア州では医療目的に制限して、その栽培を認めているので、人々はあまり気にも留めないといった事でしょうか。
 統計によりますと、2005年の572の家々での栽培から、2010年の791の栽培家屋が摘発されたという事ですから、徐々に増加しています。そこにはベトナムから米国に至る犯罪組織が絡んでいるそうですが、戸外の栽培より、そうした室内での栽培のほうが2倍の儲けになります。
 それが容易に出来るのは、カリフォルニア州の寛大さもそうですが、経済危機で取り締まり当局の規模が縮小されている事実も関係しています。
 摘発されて犯罪者が不在になった物件を買った人は、一見豪華に見えるだけに、室内の様々な傷を見つけて、ひどく損をしています。悪徳不動産業者に騙されないよう、注意が必要です。
 聖書にも似たような記事があります。
 「それから、イエスは宮にはいって、宮の中で売り買いする者たちをみな追い出し、両替人の台や、鳩を売る者たちの腰掛けを倒された。そして彼らに言われた。「『わたしの家は祈りの家と呼ばれる。』と書いてある。それなのに、あなたがたはそれを強盗の巣にしている」(マタイ21:12,13)。
 宮はエルサレムの神殿とその庭を含む一帯ですが、そこへ祈りや献金や換金の為の動物を携えて礼拝に来る人々が多くいました。出エジプト30:12〜14では、20歳の成人に達し、イスラエル人として登録された者は、「半シェケル」(*ある一定の重さの銀)の奉納物を納めるという律法の規定がありました。それが当時のローマ帝国の属領地域から来る人々の場合、ローマの貨幣を両替する必要がありました。両替人は宮の内部にはびこり、不当な利益を得ていました。また鳩は律法で規定された人々が犠牲として捧げる為に必要でしたが、それを売る者たちも暴利を得ていました。そこはまさに「強盗=略奪者」の住処のようになっていました。そこでイエス・キリストは怒ってそうした者たちの道具の台を倒し、追い出すという荒療治をされました。まさしく宮の内部はマリファナの栽培場所と同様不正の場となり、きよさが損なわれていたのでした。 
 米国のマリファナ犯罪組織の撲滅を願うと共に、医療用に特化した栽培だけを認め、監視する必要があると考えます。