ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

離婚経験者は生涯独身者より誇って良いのか

 2012年5月2日のハフポストサイトに、「離婚者への嫉妬」という題で、エレノアナ・S・ウエルズという人がブログを書いていました(http://www.huffingtonpost.com/eleanore-s-wells/divorce-envy_b_1467596.html)。
 彼女によりますと、周囲の離婚者たちは比較的高い社会的地位にある人々が多く、彼女のようなハイミスは少なく、なぜ結婚しないのかと疑いの目で見られているようです。彼女自身はかつて機会が全然無かったわけではないものの、自ら望んで独身を保ち、且つその生活を楽しんでいるとの事です。
 実情はと言えば、米国の場合およそ30パーセントの大人が今や結婚していないそうで、記録的な高さとなっている、と彼女は言っています。ですから取り立ててああだこうだ言う問題ではないわけです。

 しかし離婚経験者は、一度も結婚した事のない人より「好意的に」見られているのです。離婚経験者は独身より良いという考え方が、「格言」のようなものとなっています。だから離婚経験者は彼女に対して、「なぜ?」とか「何が間違ったの?」などと執拗に訊くそうです。二度も三度も離婚を経験した人々は、彼女が幸福な独身生活を送っている事実を受容出来ません。
 男性側の見方としては、そうした一度も結婚した事のないハイミスは「怖い」という事になるようです。
 ですから「幸福な独身者」という言い方は、彼ら彼女らにとっては「意味が矛盾した言葉の組み合わせ」なのです。
 そういうわけで、エレノアナさんは、時々離婚経験者に「嫉妬」の感情を抱く事があるそうです。
 写真はネットのhttp://hanon0511.dtiblog.com/?i&no=167からお借りしました。
 これを聖書の観点から考えて見るとどうでしょうか?
 聖書は勿論結婚を神の定めた神聖な制度としています。ですから離婚したり姦淫したりするというのは大きな罪でした。当然米国の上記離婚経験者は、自分を誇る事も独身者をなじる事も出来ません。それは明確な罪です。
 では独身者についてはどんな事が言われているでしょうか?
 「あなたがたが思い煩わないことを私は望んでいます。独身の男は、どうしたら主に喜ばれるかと、主のことに心を配ります」(コリント第一7:32)。
 「独身の女や処女は、身もたましいも聖くなるため、主のことに心を配りますが、結婚した女は、どうしたら夫に喜ばれるかと、世のことに心を配ります」(コリント第一7:34)。
 独身の伝道者パウロは上記の箇所を記しました。対象は独身の信徒が主体でした。そして「もし自制することができなければ、結婚しなさい。情の燃えるよりは、結婚するほうがよいからです」(コリント第一7:9)と言いながらも、独身でいられるなら、それもまたすばらしい事だと推奨しています。なぜならその人は伴侶のある人に比べ、何ら相手に気を使う事なく、主のことに心を配る事が出来るからです。これもまた主の御目に適っています。