ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

門前仲町にある二つの寺

 2012年5月31日、東京都江東区門前仲町まで行って来ました。きっかけは評論家川本三郎氏の東京下町散歩に関わる本を読んでからです。
 川本氏は私より2歳年上で、東京渋谷で生まれ、杉並区の阿佐ヶ谷で育っていますから、れっきとした山の手族と言えるでしょう。私は杉並区の西荻窪ですから、やはり山の手育ち、およそ下町の事は知りませんでした。
 ですから今住んでいる松戸からそう遠くなく、聖書との関係から何かヒントが得られそうな下町を狙って出かけています。足立区北千住駅(JR常磐線)から地下鉄日比谷線に乗り、茅場町から東西線に乗り換えて一つ目で門前仲町に着きます。
 そこには駅の北側直ぐのところに、成田山 東京別院 深川不動堂(通称深川不動尊)があります。

 有名な寺ですから、境内に至るまでの道は平日にも関わらず結構混んでいました。右下図が本堂です。

 これは旧本堂で1950年に建てられました。私はキリスト教徒なので、これ以上深入りしません。
 そして境内を歩いて東の出口に出ると、一つ道路が南北に走っています。そしてその右側にもう一つ有名な富岡八幡宮があります。


 こちらは境内に日本で最大のみこしが置かれています。また江戸勧進相撲の発祥地としても知られ、その大きな横綱力士碑もあります。さらに19世紀のはじめに全国を測量して地図を完成させた伊能忠敬銅像まで建っています。
 その祭りの季節にならないと分かりませんが、道一つ隔てて存在するこの二つのお寺、互いに賑わいにおいては引けを取らないのではないかと思いました。
 実は聖書でもそれに似たような記事があります。互いに逆の関係になりますが。
 「あなたが、はいって行って、所有しようとしている地に、あなたの神、主があなたを導き入れたなら、あなたはゲリジム山には祝福を、エバル山にはのろいを置かなければならない」(申命11:29)。
 イスラエルが約束地カナンに入った時、シェケムという地をはさんで北にエバル山、南にゲリジム山があり、それぞれの山で祝福と呪いが大声で宣言される事になっていました。即ちモーセの律法への従順で祝福が、違反で呪いが宣告されるという儀式的なものでした。
 「『自分の父や母を侮辱する者はのろわれる。』民はみな、アーメンと言いなさい」(申命27:16)。
 このくだり、祝福とアーメンの節はありません。なぜだか分かりませんが、イスラエルは罪を犯す可能性のほうが高かったからかも知れません。聖書の記事は面白い!