ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

7月13日の反原発国会周辺デモ

 2012年7月13日午後5時半に出て、地下鉄千代田線の国会議事堂前駅で下り、周辺での自発的な反原発デモに加わりました。
 毎週金曜日にそこでデモが行われているという情報は、ごく最近友人を通して知りました。それをネットで調べてみると、参加人数の多さでは、60年安保以来の事だそうです。
 それを重くみた警視庁では、地下鉄の国家議事堂前駅にある四つの出入り口のうち四番の一つに制限しました。その理由は人の流れがスムーズになり、事故が防げるというものでした。
 ところが実体はさにあらず、昇り階段から出口まで参加する人々の群れで動きがとれず、随分待たされました。結局上記の狙いは適わず、単なるいやがらせの措置に過ぎなかったという印象です。出たところは警察官で一杯でした。左図参照。

 また警視庁はそれだけでなく、新たに歩道と車道の間に柵を儲け、車道での抗議行動を禁止しました。そして大勢の警官により、歩道上で決められた領域に行動者たちを誘導するという措置をとりました。写真右。

 図をよく見て欲しいと思いますが、柵は歩道でもかなり内側で、これも人々の流れをはなはだ悪くしました。車道は車で一杯ではみ出せば危険なのは、別にこうした柵を設けなくても、自主的に判断出来る事です。69〜70年の安保闘争と異なり、人々は同じ仲間に対して極めて優しく親切でした。むしろ理不尽な規制をした警察官への抗議の声が聞こえました。ものものしい機動隊の車両だけは、昔と変わらず議事堂の周囲を取り巻いていました。

 私たちはとにかく警官の誘導に従い、議事堂を左(西)に見ながら、外務省のあたりまで進ませられ、その「行き止まり」から反原発、特に大飯原発の再稼動に対する抗議のシュプレヒコールを鳴らすしかありませんでした。でもその周辺では道の反対側にも多くの人々が集まっており、人数としては相当なものになったでしょう。

安保闘争の時の岸内閣と同じく、野田政権も既に大飯原発の再稼動を決め、それへの抗議をこうした形で封じ込めるという事は、まさに国民の声に耳を傾けず、その抗議の「声」を「音」に貶め、公権力で圧殺しようとする姿勢に他なりません。
 聖書で言うなら、ハバククの叫びが浮かんで来ます。
 「主よ。私が助けを求めて叫んでいますのに、あなたはいつまで、聞いてくださらないのですか。私が『暴虐。』とあなたに叫んでいますのに、あなたは救ってくださらないのですか」(ハバクク1:2)。
 私も預言者ハバククと同じように、野田政権の暴虐を主に訴えています。しかし神は沈黙しておられます。でもそれはいつまででもない事を私は知っていますから、いつか主はその義を示されるでしょう。