ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

ミシシッピ川流域の大旱魃

 2012年7月18日のタイム誌電子版(http://www.time.com/time/nation/article/0,8599,2119718,00.html#ixzz20vdJXuul)に、「雨の為に祈りを:ミシシッピ川深刻な低水位」といった題の記事がありました。
 ウイキペディアによりますと、ミシシッピ川ミネソタ州のイタスカ湖に始まり、ずっと南下してメキシコ湾に注ぐ河川で、全長3779キロメートルとあります。勿論米国で最長の河川であり、流域には10の州があります。

この川は昨年の4月頃から記録的な増水を続け、流域の6州で洪水の被害が出ました。しばしば洪水は生じていますが、昨年のそれは実に1937年以来のひどさだったとタイム誌に記されていました。
 ところが今年は一転して水量が記録的な低さになっているそうです。その理由として、テネシー州メンフィスの気象学者ライアン・ハスティド氏は、そこに流れ込む支流オハイオ川の渓谷と、ミシシッピ川北部の盆地における降雨の不足を挙げています。又この冬の北部大平原地帯の降雪の少なさもあるようです。
 洪水の場合と異なり、旱魃の影響が出るのは流域に広がる農家の作物の不足がありますが、タイム誌その他ではまだそのあたりの被害状況は記していません。専らこの水位の低さで砂洲が生じたり、川を利用している船が座礁しそうになっているといった記事になっています。

 しかし右の図を見ますと、今回の旱魃の範囲が極めて広いので、他のサイトを見ますと、主力のトウモロコシが枯れたり、土が干上がっている画像を見かけます。

 ミシシッピ州グリーンビルに住んでいる或る人は、「自分は雨の大ファンではないけれど、今度ばかりは」と延べ、「雨が降るよう祈って下さい」と言っていました。
 聖書にも旱魃は登場します。「ききん」で検索すると100箇所以上あります。両者は関係しており、だいたいそれは試練の時となります。アブラハムはカナンの地のききんでエジプトに逃れ失敗しました。ナオミはベツレヘム(*パンの家という意味)のききんでモアブに逃れ、大変な試練に会いました。
 逆にエジプトのナンバー2になったヨセフは、神に祈り、七年にも及ぶ大飢饉を利用してエジプトを繁栄させました。エリヤという預言者は、サマリヤでの大飢饉で熱心に祈り、神に聴かれて3年半続いたききんに終止符を打ちました。
 ヨハネの黙示録ではこれから世界中に大飢饉が起こる事が預言されています。しかし私たちはあわてないで、主により頼むべきです。
 「主は全き人の日々を知っておられ、彼らのゆずりは永遠に残る。彼らはわざわいのときにも恥を見ず、ききんのときにも満ち足りよう」(詩37:18−19)。
 今米国も大飢饉の試練に会っています。祈る米国人に神はどんな対処法を示して下さるでしょうか?
 また日本は今後大旱魃が起らないと言えるでしょうか?それは想定外でしょうか?