ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

インターネット閲覧の習慣と精神的な健康

 2012年8月14日のサイエンティフィック・アメリカン誌サイト(http://www.scientificamerican.com/article.cfm?id=what-internet-habits-say-about-mental-health&page=2)では、上記の題で論文が載っていました。
 私もかなりネットを閲覧しているので、それが何か身体に影響を与えているのか不安になり、読んでみました。

 冒頭で2つの質問がされています。1番目は長い質問です。「あなたはどんな人ですか?買うもの、着るもの、運転している車などからして、同僚とどう違いますか?基本的な精神的気質を考えた時、どこが変わっていますか」。2番目は「インターネットをどう利用していますか」です。
 両者は関連性がないように見えますが、そうではありません。ネットの利用の仕方で、或る精神的な特徴が示されます。夜遅くまでゲームに熱中するのは、リスクを負う人、ユーチューブにやたら自作のビデオを載せたがるのは、外交的な人です。でも他にも、他人に頻繁にEメールを送る、ネットでおしゃべりする、幾つかのソフトを開いておいて仕事する、といった振る舞いも、精神的な特徴を示しているのだそうです。
 コンピューター科学者、技術者、心理学者から成る研究チームは、200人の志願者に調査項目を記入してもらいました。情報をとにかく多く集めているか、Eメールやネットサーフィンを活用しているか、出鱈目な情報の流れをどう把握しているか等々です。そうした分析をしてみれば、彼らが何らかの精神状態に陥りやすくなるのではないかという予測がされました。
 結果はまさにネット利用の特異なパターンが、抑鬱傾向と確実に関連している事が分かりました。それは例えば同僚とのファイル共有、大量のEメール送付、過剰なチャット、多くのウエブサイトを開いておいて頻繁に切り替える動作などによって引き起こされます。 
 そうした振る舞いが抑鬱を予示する理由はあまりよく分かりませんが、例としてサイトをすばやく切り替える事の繰り返しは、「無快感症」を反映しているのかも知れませんし、過剰なEメールやチャットは、直接顔を合わせて話し合うという強力な関係が欠如しているからかも知れません。
 抑鬱は広く蔓延し危険です。米国の大人の10パーセント(大学生は30パーセント)が、臨床的な鬱病となっています。摂食障害睡眠障害、集中力の欠如、日々の活動への無関心、常に失敗したという感覚を抱く事などが挙げられます。そうした人々の自殺にも気を付けていなければなりません。
 実際私もある方がそういう傾向に陥ってしまったのを知って、心痛む思いですが、自分自身も十分気を付けないといけないと思いました。ただ神の御助けがある為、燃え尽きてしまう事がないのだという思いはあります。でも数百というブログのコメント返しで時間を食い、日常生活の余裕を失ってしまった人は結構多くおられるのではないかと心配しています。
 比較的若い頃倦怠的な気分に陥った知恵者ソロモンも、あらゆる事を手掛けた結果を伝道者の書で記しています。
 「私は生きていることを憎んだ。日の下で行なわれるわざは、私にとってはわざわいだ。すべてはむなしく、風を追うようなものだから」(伝道2:17)
 「多くのものに熱中すると、からだが疲れる」(同12:12)。
 愛するブログ仲間の皆様、十分気を付けて精神的健康を保ってゆきましょう!