ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

米国で流行中の西ナイル熱

 2012年8月24日のタイム誌サイト(http://healthland.time.com/2012/08/22/u-s-heading-toward-one-of-the-worst-west-nile-outbreaks-on-record/?iid=hl-main-lede)には、「米国は記録史上最悪の西ナイル熱発生へ向かっている」という題の記事がありました。
 米国疾病予防管理センターによる報告では、米国で8月22日現在1,118人の西ナイル熱症例が出ており、そのうち死亡者数が41人に達した事を伝えていました。
 西ナイル熱というのは、ネットの情報では、1937年にアフリカのウガンダの西ナイル地方で初めて分離されたウエストナイルウイルスにより、主としてそれに感染した蚊を通し広がる疾病です。

 米国では1999年以来最悪の発生季節に向かっているとの事です。平均的な年では、夏の半ばにおよそ300以下の症例との事ですから、今回急激に広がっている事が分かります。症例がさらに増加する根拠としては、夏の半ばにこの病気が始まったばかりで、感染の症候は蚊に刺されてから2週間以上経過しないと現れないからです。
 ほぼ75パーセントの症例は、南部の諸州からで、テキサス、ミシシッピルイジアナサウスダコタオクラホマで見られますが、特にテキサス州がひどいようです。
 蚊に刺された人の80パーセントは症候を示さないそうですが、20パーセントで西ナイル熱が出て来ます。頭痛や痛みからリンパ腺の腫れなどが見られます。およそ1パーセントの人々に.神経侵襲性の西ナイル熱病が進行し、脳や周辺組織の炎症が起こり、高熱、頭痛、ふるえ、筋力低下、麻痺、こん睡へと進行し、死に至ります。
 なぜこの夏の発生が極めてひどいのでしょうか?天候のせいかも知れません。温暖な冬で西ナイル熱ウイルスを運ぶ蚊が生き残り、雨の多い春に成長し、夏の高温で一気に増加するというものです。後半から9月が最盛期です。
 8月24日のデトロイトニュースサイトでは、ミシガン州でも拡大し、これまで60の症例と2人の死亡が確認されているそうです。
 防御策としては防虫スプレーを持参し、蚊が多くいるところを避けるといった事でしょう。
 茨城の鉾田にいた時の経験からすると、私のようなガリガリの人間の血は美味しくなく、太った人のところに蚊が集まって来るようです。
 潜伏期の患者さんが日本に入国し、西ナイル熱を広める事はまずないと考えられますが、一応の用心は必要でしょう。
 米国ではそうした様々な試練が続くようです。
 聖書への適用は慎重でなければなりませんが、次の箇所は考えさせる箇所です。
 「富む者たちは暴虐に満ち、住民は偽りを言う。彼らの口の中の舌は欺く。わたしもそこで、あなたを打って痛め、あなたの罪のために荒れ果てさせる」(ミカ6:12−13)。