ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

9月10日総理大臣官邸一周デモ

 7日に原子力規制委員会の事を書いたら、matsuiism さん(http://d.hatena.ne.jp/matsuiism/)から、10日締め切りの人事案白紙撤回の署名の事を伺い、署名して送った後、夕方6時から総理大臣官邸一周デモがある事を知って出かけて来ました。
 国会議事堂駅前を降りて官邸東の国会記者会館の前に集まる予定が、もう暗くなってしまい、そこを通過し、デモコースを一人とぼとぼ先回りしてしまいました(苦笑)。でもちょうどその時が始まる6時、記者会館の門の所で話を聞き、シュプレヒコールを唱えていましたが、ちょうど国会のほうから駆け付けた社民党の福島党首が演説を始めたので、真ん前で聞こうとそちらに移動しました。

 この方小柄ですが、マイクを握ってのアピールは迫力ありました。私も説教する立場の者ですが、福島議員には負けそう。
 とにかく設置法の付則にある国会会期中に審査をしないで、閉会中に自らの手で決めてしまおうとする野田首相への怒りがひしひしと伝わって来ました。全く国会の権威を無視したやり方で、法律違反もはなはだしく、5人の委員が全て原発と関わりのある人々ばかりという事では、到底規制委員会が独立して正常に機能するはずがありません。ですからデモの途中では「規制委員会撤廃!」というアピールもありましたが、けだし当然の事でしょう。
 福島から来られた男性も、1年半かけて何一つと言ってよいほど復興がされていない事への万感を込めた訴えをしていました。

 本日は月曜で、毎週金曜ほどに人が集まっていたわけではありませんが、やはり若者たちが主体でした。太鼓を叩いている人が複数いて、さながら太鼓大会のような雰囲気(笑)。金曜に行き始めた頃少なかったハンドマイクも、結構担いでいる人が増え、怒りを官邸の方面に向け発していました。これってわりに安いので、そのうち秋葉原で一つ買おうかしら。生の声では次第に枯れてしまうし。
 7時からデモに移りましたが、既に太陽は沈みそよ風が心地よい感じでした。ところが皆様の真摯な叫びに合わせているうち、不覚にも涙が流れてしまいました。本当に真剣な思い、正しい怒りが胸に響いたのでしょうか。40年前機動隊のジュラルミンの盾と靴で蹴られながらジグザグデモを繰り返していた時とは大違いです。本日も皆警官の誘導に従って整然と歩いていました。

 最後に最初に集まった場所で、最近の情報として一両日中に閣議で規制委員会人事を決め、委員長予定の田中氏が福島を訪問し、実際動き出すようだという情報を聞きました。それに伴い省庁内部でも移動の動きが既に始まっているとの事。それを受けて、本日7時からも経済産業省前でも示威行動がされているはずです。
 全く聞く耳を持たない野田首相ですが、既に大半の国民の支持を失っています。そうなれば聖書の約束は次の通り。
 「民の多いことは王の栄え。民がなくなれば君主は滅びる」(箴言14:28)。