ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

世界保健機関(WHO)によると世界で3億5000万人以上がうつ病で苦しんでいる

 2012年10月9日の世界保健機関(WHO)は、世界精神保健デー20周年にあたり、「うつ病はありふれた病気であり、その病に苦しんでいる人々は、援助と治療を必要としている」という題で、うつ病や他の精神疾患に対して汚名を着せる事を阻止するよう呼びかけており、また治療を必要としている全ての人々が、もっとよくそれを利用出来るようにと呼び求めていました(http://www.who.int/mediacentre/news/notes/2012/mental_health_day_20121009/en/index.html)。
 WHOによると、世界では3億5千万人を越える人々が、精神疾患であるうつ病にかかっており、支障のない生活が妨げられています。しかしうつ病に対して、いまだに汚名がついて回り、多くの人々がそれは病気であると認識しておらず、治療を求めていません。

 うつ病は普通の気分の変動とは異なり、持続的な悲しみの感情を2週以上にわたり誘発し、仕事や学校や家で支障のない生活を送る力を遅らせています。
 しかし心理社会的治療法や薬物治療法など効果的な治療法が存在するので、うつ病の人々の日常生活への積極的関与がかぎとなります。まずはそのうつ病を見分け、援助の手を差し伸べる事です。それが早ければ早いほど、効果が出て来ます。
 残念な事に、うつ病を患っている人々が必要な治療を受けている事例は半数にも満たないそうです。実際には多くの国々でその比率は10パーセント以下だとの事です。
 ですから治療の機会を増やす為、かぎとなる活動が汚名との戦いであるとしている国々を、WHOは支援しています。
 WHOではうつ病は世界のどの地域でも普通に生じていると推定しています。最近の研究報告では昨年およそ5パーセントの人々がうつ病にかかった事を明らかにしています。
 うつ病は複雑な社会的、心理的、生物的な要因の相互作用から生じ、それと身体の健康との間には関係があります。例えば心臓血管の病気は、うつ病をもたらし、その逆も起こります。5人に1人の女性が産後にうつ病を患っています。
 さらに経済的圧力、失業、災害、戦争などの境遇も、精神疾患の危険を増加させています。そして最悪の場合それは自殺をもたらします。毎年ほぼ百万人の人々が自殺しており、その大半がうつ病を経験していました。
 教会に来られる方々で鬱病を患っている求道者はいますが、なかなか難しいです。聖書の神はこんな事を言っておられます。
 「もしあなたが苦難の日に気落ちしたら、あなたの力は弱い」(箴言24:10)。
 しかしうつに悩む人々も、畢竟聖書のみことばによって救われるでしょう。
 「もしあなたのみおしえが私の喜びでなかったら、私は自分の悩みの中で滅んでいたでしょう」(詩119:92)。