ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

日本は右傾化しているか

 2012年10月10日のハフポストサイトでは、駐米大使の藤崎一郎氏が上記の題で意見を投稿していました。

 藤崎氏は1947年生まれ、慶大経済学部在学中に外交官試験に合格し、外務省に入り、北米局長などを経て、2008年アメリカ合衆国特命全権大使になった人です。
 藤崎氏は最初に、「私たちは日本でナショナリズム国粋主義)が擡頭しているという議論が、時々米国メデイアでされているのに出くわします」と言っています。その論法は経済不況がずっと続いている為、人々の間で欲求不満が溜まっていて、近隣諸国に対し、断固たる態度をとるようになっているからというものです。しかし藤崎氏はそれは大いに誇張された言い方だと一蹴しています。
 日本は尖閣諸島などに対する所有権を主張するようになり、近隣諸国との間でぎすぎすしていますが、藤崎氏はそれが日本から始まった問題ではない事を強調したいと言っています。
 尖閣諸島は日本人個人の所有物であり、日本政府は何年にもわたり、その個人から土地を賃借しており、その島を「冷静かつ安定した形で」管理維持して来た、と氏は主張します。ですから緊急事態を除き、日本国民がその地に入る事は許されていません。しかしここ数年の間に、中国のパトロール船及び漁船がこの諸島周辺に入り込んで来ており、あまつさえ日本の領海にも侵入しています。だから日本政府がその個人から島を先買権によって取得し現状を保とうとしたのは何ら問題なく、単なる所有権の移転であると氏は述べています。
 一方竹島に関しては、韓国大統領が一方的に上陸したと言っています。
 そうした動きに対して藤崎氏は、緊張を高めるような事をせず、平和裏に交渉を続けるべきだと主張しています。米国も安全保障政策の対象諸島であり、抑止力を持っています。
 ですから藤崎氏は互いに良好な平和関係をこれからも保つ事が大切で、それを日本の若い人々にも講演した事を述べて、最後に「私たちは21世紀の中に深く入り込んでいる事を忘れてはならない、日本は右傾化しておらず、真っ直ぐ突き進むべきであろう」と結んでいます。
 聖書にも「あなたの足の道筋に心を配り、あなたのすべての道を堅く定めよ。右にも左にもそれてはならない。あなたの足を悪から遠ざけよ」(箴言4:16−27)とありますが、果たして日本は今後藤崎氏の主張通りになるのでしょうか。
 この下書きを書いていた時、石原都知事が辞職し新党を立ち上げました。これについて韓国のみならず欧米のメディアも、日本の右傾化が進むと予測しています。また自民党安倍氏も右寄りの政治家である事は言うまでもありません。私は右傾化は進むと思っています。