ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

パソコン遠隔操作による誤認逮捕

 私はブログを書く為、欧米の幾つかのサイトを見ていますが、ウイルスには十分気をつけているつもりです。
 しかしこの10月「パソコン遠隔操作」という見慣れない言葉が、新聞紙面に登場し、しかもそれが悪用されて警察や検察の攻撃を目標に、発信元のパソコンを勝手に遠隔操作し、結果的にその所有者で、身に覚えのない無罪の人が誤認逮捕されるという事件が生じました。それは主として2ちゃんねるを閲覧している人が感染したようです。特に無料ソフトをダウンロードする際に生じたとの事です。

 2012年10月20日の朝日新聞社説にその事が取り上げられていたので、一応読んでみました。それによりますと、今度の事件はこれまでになかったタイプの犯罪だそうです。それで警察もそうしたウイルスを駆使する悪者たちの技術に追いつかなかったようです。
 しかし朝日社説にあるように、この事件は誤認逮捕という重大なミスを明らかにしただけでなく、その警察の取り調べに、基本を忘れた旧態依然の捜査方法が取られていた事も明るみに出しました。即ちそのパソコンの所有者のアリバイを調べなかっただけでなく、容疑を認める供述を引き出して調書を作成していたそうです。これは過去の冤罪捜査への反省が見られなかったと言われても仕方がないでしょう。無実な人が逮捕され拘留されるという無念さは、捜査に関与した警察官らの単なる謝罪で済むものでしょうか?

 このパソコン遠隔操作というのは、別に違法ではなく、ネットではその為のソフトのダウンロードも出来ます。パソコンが不調で販売会社に応援を頼む時も、そうした操作が行われていたように思います。
 無実な人が罪に問われるという事、この世界であってはならないのですが、聖書ではどんな事が言われているでしょうか?
 まず神の目から見て全ての人は罪人です。
 「この地上には、善を行い、罪を犯さない正しい人はひとりもいないから」(伝道7:20)。
 つまり聖書では全ての人がアダムの犯した罪を負っている罪人ですが、神は憐れみ深く、その罪人の罪を赦し、無罪と見なして下さるのです。それは神への信仰によります。
 「また、賜物には、罪を犯したひとりによる場合と違った点があります。さばきの場合は、一つの違反のために罪に定められたのですが、恵みの場合は、多くの違反が義と認められるからです」(ローマ5:16)。
 そのように神は人の心の信仰を見られますから、そこにごまかしの生じる余地はありません。その真実な信仰により、神は無罪でない人を義と認める、正しいと見做して下さるのです。これは世の法的手続きと全く異なる点です。