ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

視覚障害についてのWHOの10の報告

 視力が落ちる原因は一般に経年劣化で生じる白内障や、肥満が昂じての糖尿病合併症としての網膜症などがあります。そしてその行き着く結果は失明ですから、胃がなくて食後血糖値が300にもなる私は、十分気をつけています。
 ところで世界保健機構(WHO)では、視覚障害や失明について、2010年度の統計から10の事実を挙げています。
視覚障害を持った人々の数は2億8千5百万人と推定されています。そのうち失明した人々の数は3千9百万人です。2004年度の統計よりは減っています。ちなみに国連の推計では2010年度の世界人口は69億人です。
視覚障害が出た1億2千万人の人々は、屈折障害(近視、遠視、乱視)を矯正しなかった為です。そのほとんどの人々が、メガネやコンタクトレンズ、外科手術で視力を回復出来ます。
視覚障害のある人々の90パーセントが低中所得国に住んでいます。
4失明した人々のおよそ51パーセント(1千9百70万人)は、加齢に関係する白内障によっています。
5屈折障害のうちの白内障手術や矯正は、最も効果のある健康状態改善の治療行為です。
視覚障害や失明の加齢に関係した原因は、増加傾向にあります。糖尿病を制御出来ないで失明する事例が増えているからです。
7大人の視覚障害やの80パーセントが、予防可能・治療可能です。
8感染が原因の失明(オンコセルカ症<ブヨに咬まれることによって感染する寄生虫感染症で、流れの速い河川の近くで多く見られ、人体に侵入した寄生虫から生まれた数千匹の幼虫が皮膚や目に寄生し、 体内で死んだ寄生虫は皮膚や眼に毒性があるため、眼が傷つき、この状態が長く続くと視力の低下や回復不能の失明に至りますーネット情報>、そしてトラコーマ<クラミジアを病原体とする感染症で、特に角膜潰瘍を起こし、失明に至ります>)ですが、次第に世界から除去されつつあります。
9およそ1百万4千人の子どもたちが失明しています。その主要な原因は、未熟児としての白内障・網膜症、ビタミンAの欠乏です。その半分が避けられますし、治療可能です。
 WHOやライオンズクラブ国際協会の提携で、ケアサービスがされています。
10WHOは技術的援助などの提供で、避けられる失明原因の除去の為、働きかけをしてきました。
私は世界で3億近い人々に視覚障害があり、4千万人が失明したという報告に驚いています。3,8,9の事実は発展途上国で生じているのでしょうが、WHOが力を入れている公衆衛生の普及で、次第に改善されるでしょう。一方先進国では6が顕著です。適切な食事療法を行わないと、これから増加傾向になると考えられます。

 聖書にも盲目の人々が登場しますが、相当数が先天的失明を患っています。
 しかしそれが譬えで使用された例は多く、私たちに警告を与えています。
 「あなたは、自分は富んでいる、豊かになった、乏しいものは何もないと言って、実は自分がみじめで、哀れで、貧しくて、盲目で、裸の者であることを知らない」(黙示3:17)。
 特に聖書的背景のない日本では、「心の罪」というものが見えていない霊的盲目の人が大半です。罪が見えるようになれば、様々な問題解決の第一歩となります。