ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

ブラック・フライデーおかしいのでは?

 米国では毎年11月第4週目の木曜日に「感謝祭」という休日を設けています。
 感謝祭とは何か?

 サイトで調べると「アメリカ合衆国…の祝日のひとつ…七面鳥の日(Turkey Day)と呼んだりもする。アメリカでは11月の第4木曜日…感謝祭は、イギリスからマサチューセッツ州プリマス植民地に移住したピルグリムファーザーズの最初の収穫を記念する行事である…到着した1620年の冬は大変厳しく、大勢の死者を出したが、近隣に居住していたインディアンのワンパノアグ族の助力により生き延びることができた。翌1621年の秋は、とりわけ収穫が多かったため、ピルグリムファーザーズはワンパノアグ族を招待して、神の恵みに感謝して共にご馳走をいただいた…」(*これが感謝祭の起源とされています)。
 現代アメリカ人の意識の中では、多くの親族や友人が集まる大規模な食事会であり、大切な家族行事の一つとなっています。その日一日食べたり、話したり、TVを見たり、天気が良ければ外に出てゲームをしたり、歩きながら主への感謝を捧げたりして過ごします。
 感謝祭が終わるとクリスマスまで約一カ月、そのプレゼントの購入に向けて消費が動く為、各小売店では金曜日から特別セールを行います。それで小売店は黒字となり、ブラック・フライデーと呼ばれています(*カリフォルニア大学バークレー校公共政策大学院教授ロバート・ライシュ氏によると、現在米国最大の雇用を誇るウオールマートは、労働者の時間給約8ドル、組合もなく劣悪な条件下、トイザラスなどと共に、感謝祭の木曜日の夜8時にはもう開店しています)。最新のネット情報ではこのブラック・フライデーだけでオンラインにて10億4200万ドルもの売り上げがあったそうです。感謝祭当日でもオンラインで6億3300万ドルに達したそうです。ウオールマート従業員は購買の余裕などありません。ひどい格差社会の中、この騒動は狂気染みています。
 
ところでこの最初の感謝祭の後、入植者たちとワンパノアグ族らインディアンとの間に戦争や虐殺、略奪という暗い歴史が続いた為、インディアンたちはこの「感謝祭」の日を、「全米哀悼の日」としています。
ですから米国人は「感謝祭」とその後の歴史をしっかり把握し、現在祝日でありながら、神に感謝もせず、物欲に支配されている事と、ひどい小売店の雇用状態に目を留め、格差是正の事を真剣に考えてゆく必要があります。そうでないと、主なる神の怒りを買い、祝福を失ってしまうでしょう。
 「あなたの神、【主】が、あなたの先祖、アブラハム、イサク、ヤコブに誓われた地にあなたを導き入れ、あなたが建てなかった、大きくて、すばらしい町々、あなたが満たさなかった、すべての良い物が満ちた家々、あなたが掘らなかった掘り井戸、あなたが植えなかったぶどう畑とオリーブ畑、これらをあなたに与え、あなたが食べて、満ち足りるとき、あなたは気をつけて、あなたをエジプトの地、奴隷の家から連れ出された【主】を忘れないようにしなさい」(申命6:10−12)。
 「そして彼らに言われた。「『わたしの家は祈りの家と呼ばれる』と書いてある。それなのに、あなたがたはそれを強盗の巣にしている』」(マタイ21:13)。
 本来神に感謝する祈りの日が商売の日になってしまったのは、上記米国の感謝祭も全く同じです。