ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

今年初めの首相官邸前反原発抗議行動

 「新しい歌を主に向かって歌え。喜びの叫びとともに、巧みに弦をかき鳴らせ」(詩33:3)
 2013年1月11日今年初めの国会周辺デモに行って来ました。既にこの集会の模様はspyboyさんが、そして大阪ではnankaiさんがブログで公開しておられます。皆様速い!後からエントリーする私としては、また違った角度からペンを執る事になりました。
 とにかく久しぶりの国会周辺デモでしたが、やはり原発推進の怪しい雰囲気に対して、この1年もずっと抗議を持続させなければならないと思い、決意を新たに痛い交通費(往復880円はビンボーな私には結構堪えます)を払って参加した次第です(苦笑)。
 各地から訴えをしに来た人のマイクを握る姿と声をはっきり見聞きするには、国会議事堂前3番出口を出た所の近くに陣取っている「首都圏反原発連合」の旗のある所まで行かなければなりません。そこにはドラムを叩く人が2人居て、アピールとシュプレヒコールを盛り立てています。

 そこでマイクを握った人々の生の声については、spyboyさんのサイトを覗いて下さい(http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/archivemobile)。
 交通制限の柵があって道路の内側は狭いので、首相官邸前では割り込む余地がありません。そこから東に歩いて国会議事堂が見えるあたりから先は、最初まだ空いていましたが、夜7時半位には相当な人だかりになっていました。そしてそこでも2人の若者がドラムを叩き、また「原発反対」の大声をあげていました。若さだなと思いました。

 皆様それぞれに考えたプラカードなどを掲げ、「原発反対」「子どもを守れ」「大飯を止めろ」等々と叫ぶ本部のマイクの声に合わせて唱和しています。
 これが69年安保の頃との違いでしょう。あの頃は「ブント」「社青同」「ML派」などが入り乱れ、ほぼ学生と労働者のみで、主導権争いもあって騒然とした雰囲気でしたが、今度のデモのシュプレヒコールは実に整然としており、一体感を感じさせます。ドラムやタンバリンなどといった楽器も効果を表しています。私はとどろくような交響曲ティンパニーの重低音が好きなので、この場でのドラムの響きは、心の琴線に触れます。
 この叫びは国会に、また首相官邸安倍氏に届くようにという願いを込めたもので、教会で捧げる祈りと同じです。対象は前者が首相に、後者が天の神という事の違いはありますが。

 そこで最新借りて近くブログに載せる予定の中野信子著『脳科学からみた「祈り」』を読みますと、前向きで利他的な祈りは、脳内快感物質β-エンドルフィンやオキシトシンといったホルモンを分泌させ、「人々の生き方をよい方向へ変える営みへとつながっていく」とあります。中野氏は「東日本大震災の発生以来、日本中、世界中の人々が、日本のため、被災地のために祈りをささげています。いまほど、日本が深い祈りにつつまれている時はないでしょう」と言っています。逆にネガティヴな祈り(怒りも含まれます)は、逆効果を与えるそうですから、遠くから国会議事堂前に集まった人々と共に、出来るだけポジティブな祈りにしたいものです。訴えた人々も「安倍さん…」で始まり、概して過激な事を言っていませんでした。勿論正当な怒りは必要ですが。
 混み合っている中、集まった人々は優しいです。ぶつかっても「すみません」の声が自然に出て来ます。車椅子で来た人には、道をあけてあげます。これもけだし脳内快感物質のせいかも知れません。
 というわけで、久しぶり高揚した気分で帰宅する事が出来ました。これからも被災地の方々の為に、また自分自身の為に祈りを続けて行きます。