ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

犬は食べ物を盗むという点だけとっても、人間の視点から物事を見ている

 「この貪欲な犬どもは、足ることを知らない。彼らは、悟ることも知らない牧者で、みな、自分かってな道に向かい、ひとり残らず自分の利得に向かって行く」(イザヤ56:11)
 2013年2月11日の英国インデペンデントサイトでは、上記の題で論文を紹介していました。研究したのは英国ポーツマス大学の心理学者ジュリアン・カミンスキー博士らです(http://www.independent.co.uk/property/house-and-home/pets/news/dogs-see-things-from-a-human-point-of-view--at-least-when-it-comes-to-stealing-food-8490744.html)。
画像はカミンスキー博士と彼女の犬。
 その論文によりますと、飼い犬は誰も見ていないと「思う」と、食べ物を盗む傾向が強く、どうも人間の視点を理解出来るのではないか、という事が初めて示唆されたそうです。勿論犬の「賢さ」は飼い主により、経験的には知られていましたが、今回の研究はそれが科学的にもある程度立証されたという事のようです。
 カミンスキー博士らは、1歳を越えた雄・雌各42匹づつの飼い犬を実験に用いました。どの犬も食欲があり、知らない人と暗い部屋を怖がらないという共通点がありました。
 実験装置では、人がそこに入り床にある食べ物を食べないよう犬に命じました。その命令は光が明るい状態から暗い状態まで、様々な条件で繰り返されました。犬が食べ物を盗むべきかどうか「策略を立てる」時、光の異なる段階を識別出来るかどうかを調べる為です。
 結果はその装置で光が明るい時よりも暗い時のほうが、命令に従わず食べ物を盗む割合が4倍も高く、しかもすばやく盗むという事です。それは人間が観察出来る出来ない時を「考慮に入れている」事を示唆しています。犬は人間の視点からの物事を「理解出来る」ので、暗い時に食べ物を盗むほうが安全だと決定出来るようです。
 創造論の観点からすれば、それはあり得るでしょうが、犬と人間の本質的な違いは、人間が神のかたちに創造された事であり(創世1:26)、人間は読み書きが出来、様々な事を理解出来、何より神とのコミュニケーションが出来、神に祈れるという事です。
 家でペットとして犬を飼っている方々、十分ご注意のほどを。