ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

座っている時間(の長さ)が慢性病増加の危険と関係している

 2013年2月18日カンザス州立大学のニュースサイト(http://www.k-state.edu/media/newsreleases/feb13/sitting21813.html)では、上記の題で研究成果の概略が発表されていました。画像は同サイトから借用。

 それによりますと、同大学の準教授リチャード・ローゼンクランツ氏は、中年の座っている時間と慢性病との関連を調べました。
 オーストラリアのニューサウスウェールズ州に住む45歳から65歳までの男性63,048名を対象にきめ細かく聞き取り調査をしました。1日4時間以下、4〜6時間、6〜8時間、8時間以上です。それぞれの方に様々な慢性病があるか、ないかという事を含めてです。
 すると4時間以下と報告した人と比べると、4時間以上と答えた人は、ガン、糖尿病、心臓病、高血圧といった慢性的病をかなり持っている事が分かりました。さらに6時間以上と答えた人は糖尿病と持っている割合がさらに増えました。
 ですからローゼンクランツ準教授は、座っている時間が長ければ長いほど、慢性病にかかる危険性が高まり、8時間以上となると、もうこれは危険なレベルだと言っています。
 この研究の対象者は主として机に座っている事の多い事務系職員とトラックの運転手でした。
 ローゼンクランツ氏は身体活動を積極的に行っている人は慢性病にかかりにくいという事は、確信を持って言えるけれども、これからはそういう人でも、座っている時間を出来るだけ減らす事についてよく考えないといけないと言っています。
 その点で特に事務職の人はとりわけ要注意です。身体活動を十分行っていないし、あまりに多くの時間を椅子に座ったまま過ごしているからです。
 氏は今回研究対象が男性だけだったけれど、大人の女性にも適用出来るだろうと推測しています。子どもについては、まだほとんど分かっていません。
 ただ研究者たちは座っている時間が多いほど、慢性病が生じやすいのか、慢性病が座っている時間に影響力を与えているのか確かな事は言えないと言っています。鶏が先か、卵が先かという、古くから存在する謎の問題だというわけです。
 これまで実際に飛行機に長時間乗っている人が、エコノミー症候群というものにかかりやすい事は知られていましたが、今回の研究では毎日の事ですから、特に中年以上で心当たりのある方は気をつけないといけません。私も週2回教会通いしている時は、礼拝と会議でゆうに4時間を越え、帰りの電車では座り続けていると足がおかしくなるので、立つ事も含めて考え直しました。