ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

高タンパクの朝食を食べると、不健全な夕方の間食が抑えられる

 「…働く者が食べ物を与えられるのは当然だからです」(マタイ10:10)。
 2013年3月26日のエウレカラートサイトでは、上記の題でミズーリ大学の研究成果を紹介していました(http://www.eurekalert.org/pub_releases/2013-03/uom-pbp032613.php
 朝食は一日の食事の中で最も大切なものですが、米国の若者たちの60パーセントが摂っていません。
 ミシガン大学のヘザー・ライディー准教授は、タンパク質の豊富な朝食を食べると、夕方に食欲を相当制御出来、高脂肪の食事や糖分の多い食事の間食を減らす効果があり、米国の青年(=女子)の肥満を防ぐのに役立つと言っています。

 その研究ではライディー准教授は肥満気味な18〜20歳の女性20人を対象に、卵と脂肪を除いた牛肉から成る高タンパクの朝食を食べてもらう群と、インスタントの穀類から成る通常のタンパクを含む朝食を食べてもらう群に分けて調べました。毎日の朝食は350カロリーで、食事の脂肪、繊維、糖、エネルギー密度という点では合っていました。高タンパクの朝食はタンパク質を35グラム含んでいました。参加者たちは質問に答え、血液検体を提供しました。夕食に先立ち脳のスキャンを機能的磁気共鳴画像法(fMRI)を用いて実施しました。食べ物への欲望と報酬による摂食行動を制御する脳の信号を追跡する為です。
 その結果高タンパク質の朝食を食べると、満腹感が増加し、大食の制御に関与している脳の活動を減らした事が分かりました。またそれは対照群と比べ、高脂肪、高い糖の食べ物の間食も減らしました。
 高タンパクの朝食を食べると、その日の終わり近く、高脂肪、高い糖の間食をしたいという意欲に影響を及ぼしている事が分かります。これは過食を防ぎ、不健全な間食を質の高い朝食で置き換える事により、食事の質を改善する戦略として有望です。朝食を摂らない人々は朝食べる事に懐疑的ですが、3日もすれば、朝のうちに食べる事に慣れてしまうとライディー准教授は主張しています。この35グラムのタンパク質に達する為には、プレーンヨーグルトやコテージチーズ、脂身の少ないひき肉などに替えても大丈夫との事です。これからさらに、高タンパク質の朝食摂取が若い人々の体重管理改善となるかどうか検証したいという事でした。
 私はそうした朝食を心掛けていますが、夕食前の間食を防ぐのはなかなか難しいです。就寝前の間食も同様です。
 ですから青年女子のみならず、大人の高タンパク朝食の量、カロリーはどれ位が目安かという事も研究して欲しいです。