ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

男の日傘の問題

 「【主】は、あなたを守る方。【主】は、あなたの右の手をおおう陰。昼も、日が、あなたを打つことがなく、夜も、月が、あなたを打つことはない」(詩121:5−6)
 2013年5月26日の朝日新聞には「時代は『日傘男子』?」という題のコラムがありました。つまらくなった朝日記事、もう少しましな記事はないかと思いながらも「傘」の事を考えながら、記してみました。

 日傘と言えば、だいたい夏の暑い時に、女性が日焼けを防ぐ目的でさしているイメージを思い浮かべると思います。 
  朝日にもありましたが、男性がそれをさしている光景は見た事がありません。ところがここ数年夏の日差しが強くなり、熱中症にかかる男性が増えて来た事もあり、デパートの商品担当者が目ざとくその必要性を見つけて売り出しました。
 普通の柄ですと、雨傘と間違えやすいので、結構豊富な柄のものを各デパートは取り揃えているそうです。 
 生地に光と熱を遮る効果があるものが人気となっています。
 環境省のデータでは、クールビスの服装で日傘をさしていると、何もしない時よりも発汗量が2割抑えられるという事なので、意外と大切なのかもしれません。
 この日傘ですが、明治時代後半から昭和初期にかけて、富裕層の男性が割にさしていたそうです。
 しかし日傘に限らず雨傘でも、往来でさして歩くには、前方をいつも気にかけていなければなりません。日本では歩道が狭く、傘はよくぶつかります。凶器にもなった例がありますから、注意が必要です。
 かつて雨の日に渋谷でクラス会があり、降りた途端傘だらけで、目当てにしていた忠犬ハチ公像が全く見えず、方向を間違えて約束の時間に遅れてしまった事があります。
 今の若い人たちは傘をさしながらでも、携帯やスマートフォンを見ているのでしょうか。乗降客が多い駅でお年寄りが雨の日に通過するような光景は見られなくなりました。
 ところで傘と言えば、この新たな冷戦が予想される現在、「核の傘論議が依然として盛んです。それははてなキーワードによると、「自らが核兵器を持たずとも、安全保障条約を締結している他国が核兵器保有している場合、その核兵器によって核抑止力が得られるという考え方のこと。核兵器という脅威に対して『傘を差し掛ける』イメージ」とありました。
 戦後の日本は米国との条約で核の脅威から守られて来たと言えるでしょうが、ここに来て、自ら核武装しようという動きがあります。それには原子力発電で使用されずに余っているプルトニウムがあるからです。それを再処理して核兵器製造へという懸念は、私たちだけでなく米国でも抱いているようです。特に六ヶ所村に焦点を合わせ、5月1日のウオール・ストリート・ジャーナルがその事を記しています(http://online.wsj.com/article/SB10001424127887324582004578456943867189804.html)。
 国会周辺デモでも、この再処理工場反対の声が大きくなっています。被爆国日本はこれからどう進むつもりでしょうか?