ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

マンハッタンでは熱波による死者数上昇予測

 「太陽が上ったとき、神は焼けつくような東風を備えられた。太陽がヨナの頭に照りつけたので、彼は衰え果て、自分の死を願って言った。『私は生きているより死んだほうがましだ』」(ヨナ4:8)。
 2013年5月20日のデイリー・クライメット・オルグサイトでは、上記の題で、コロンビア大学の研究者たちの研究内容を伝えていました。

 それによりますと、将来の気温の上昇で多くの人が死ぬかもしれないとの事です。即ち気候の温暖化で2020年代までに、それと関連した死はおよそ20パーセント上昇するかもしれず、最悪のシナリオではそれから2080年代には90パーセント以上になるかもしれません。
 ロシアを襲った2010年の熱波はおよそ5万5千人を死なせ、欧州における2003年の熱波では7万人が死にましたが、これは猛暑がもたらし得るすさまじさの例です。
 それは特に都市に集中する人口にもよっています。マンハッタンの中央公園での日々の記録によると、1901年から2000年にかけて毎月の平均温度が3.6度F増加しました(*データが正確かどうか分かりませんが)。パノラマ画像はhttp://irorio.jp/asteroid-b-612/20130111/43256/より拝借。それは実質的に世界平均、或いは米国本土全体平均よりも上回った数値になっています。街が熱を集中させる傾向があります。建物や舗道が日中それを吸収し、夜それを放出しています。
 昨年のマンハッタンを含むニューヨーク市の右の五つの区では、記録的な暑さだったそうですが、ここ3年間では毎年100°F(=37.8℃)を越えています。将来予測は様々ですが、2050年までに3.3ºF 〜4.2ºF上昇し、2080年までに7.1ºFも上昇すると、大方の研究者は考えています。そして現在の人口160万人がそのままですと、最悪のシナリオでは毎年1,000人以上死ぬ事になります。しかも死亡率は従来の6〜8月ではなく、今は快適な5月と9月になるそうです。うだるような厳しい盛夏の様相を呈するそうです。
 ニューヨーク州知事アンドリュー・クオモ氏は、2012年史上最大となったハリケーン・サンディ後の気候変化という「新たな現実」に備えなければならないと言っています。
 一方ドイツのシュピーゲルサイトでは、社会理論家・マルキストでもあるデイヴィッド・ハーヴェイ氏(ニューヨーク市立大学名誉教授)にインタビューを試みた記事がありました。そこでハーヴェイ氏はこれから都市化がもっと進むと、富裕層が皆そちらに移り、新たな貧困層との軋轢が多くなる事を予測していました。それが日本その他でも進むと、大都市の熱波はこれからどんどん増え、死亡者数も上昇するのではないかと推測しています。