ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

電気の並木道:太陽光道路パネルはアスファルトにとって代わるものを提供する

 「彼らはその剣を鋤に、その槍をかまに打ち直し、国は国に向かって剣を上げず、二度と戦いのことを習わない」(イザヤ2:4)
 2013年5月24日のシュピーゲルサイト英語版(http://www.spiegel.de/international/world/solar-road-panels-offer-asphalt-alternative-a-901792.html)に、上記のような題の面白い記事がありました。
 米国アイダホ州サンドポイントに住むジュリー・ブルッソーとスコット・ブルッソー夫妻は、通常のアスファルト自動車道路に対する驚くべき代替手段を発見しました。つまり太陽光道路パネルです。それは電気の提供だけでなく、石油の節約にもなり、事故も防げるというものです。

 太陽電池をいくつも並べて相互接続し、パネル状にしたものを太陽電池パネルと呼びます。その中に多くの発光ダイオード(LED=半導体中の電子と正孔対の再結合によって光を放出する固体発光素子)が組み込まれたもので、少し前事故が起きた場所の最新の交通情報を道路の表面に直接表示する事が出来ます。
 この考え方は精巧でもあり単純でもあります。どこでも道路が敷設されるところでは、代わりに太陽電池パネルがうまく働きます。道路が電気を起こし、次に蓄電池のグリッドに供給されます。ですから石油は二度も節約されます。電気自動車はそのパネルで生み出されたエネルギーで充電出来ます。それはアスファルト使用にとって代わり得ます。アスファルトの製造には石油が必要だからです。 
 夫妻が考えた太陽道路は熱せられると、装備されている合成した発光ダイオードのスクリーンが、その道路の標識として働くだけでなく、道路上で直接警告を表示する事も出来ます。
 そのビジョンは一日にして実現される事はないので、まず舗道・自転車道・スーパー駐車場などで試してみる事にしました。それがうまくゆけば、やがてこの地球全体の道路で採用されるでしょう。
 当然このアイデアに対して夫妻が狂っているとか天才だとかの評が出て来ました。しかしめげずに実験を続けた為、この春アイダホ州は75万ドルを提供してくれました。そこで夫妻は太陽電池パネル駐車場を作る事が出来ました。
 でもそこに至るまで多くの困難がありました。雨の時でさえ少なくも現在のアスファルト道路が提供出来る静止摩擦力のレベルまで、質感を持たせなければなりませんでした。それでパネルは三層となり、一番上は硬いガラス層で太陽電池パネル、発光ダイオードの明かりと加熱装置から成っています。次に第二層が来ます。それは制御装置を含み、そこでマイクロプロセッサーが明かりを作動させ、道路のパネルと交信させます。最後に底の層は上から集めた電流がそこを本拠にして、電動自動車の充電の場にするのを請け合います。またテレビ・電話回線ケーブル敷設の為のスペースもあります。さらに交換可能な構成部分の脇に沿って用水路がを作れば、濾過の為の排水を集められます。そのようにして排水は浪費されず、例えば水田の為に利用出来ます。
 地震が起きたら、それはいかなるタイプの道路でも、壊滅的になり得ます。基本的にはアスファルトやコンクリートの道路を破壊するような力なら、太陽光道路でも同じような結果をもたらします。これは止むを得ません。しかしもし一つの太陽光道路パネルが壊れても、それは簡単に換えられます。なぜならその要素のすべてが繋がっていて、知的とも言うべき道路のネットワークを作り出しているからです。
 勿論そのパネルは太陽光発電パネルと同じほどの電気を生み出さないでしょう。また現在太陽光道路パネルは、およそ通常の道路の費用の3倍かかります。しかし時間が現在の技術の限界を越えて、益を生み出す方向へと向かわせるでしょう。