ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

GMOの動物実験で初めて害の報告

「『主』への和解のいけにえのためのささげ物が、羊である場合、雄でも雌でも傷のないものをささげなければならない」(レビ3:6)。
 2013年6月11日のロイターサイトでは、「科学者たちは新たな研究で、豚の健康が遺伝子組み換え生物(GMO)の餌により損なわれたと主張しています」といった題で記事がありました。これまで未知数だったGMOによる害の一端がが初めて明らかになったという感じです。
 研究したのはオーストラリアと米国の研究者たちです。「遺伝子組み換え大豆とトウモロコシを併合した餌を与えた豚についての、長期にわたる毒物学的研究」という題で、オーガニック・システムズ・ジャーナルという雑誌に掲載されました(http://www.organic-systems.org/journal/81/index.html)。英文のPDFファイルです(http://www.organic-systems.org/journal/81/8106.pdf)。これは大切な成果を記載しています。

 それによりますと、リーダーであるジュディ・カーマン率いる研究者たちは、普通の商業用養豚場から乳離れした豚168匹を任意に取り出し、84匹を遺伝子組み換え(GM)大豆及びトウモロコシの餌だけで飼育し、残り84匹は遺伝子組み換えの全くないもので対照群として飼育しました。
 それは22.7週を少し超えたところまで行なわれました。通常の商業用豚の生存期間です。この期間を越えると、豚は畜殺されます。そして獣医が解剖しました。その際獣医にはどの豚がGM食で養われ、どの豚がそうではなかったか知らされませんでした(盲検法)。GM職の豚もそうでない豚も、餌の摂取、体重増、死亡率、生化学的血液検査測定などで、何ら相違はありませんでした。
 では何が大きな違いとなったのでしょうか?それは2つあります。1つは豚の胃のひどい炎症、もう1つは子宮の重さです。
1胃の炎症。対照群の12パーセントの炎症に対して、GM餌の豚は32パーセントの割合でひどい炎症が生じました。pdfファイルにはカラーで4つの炎症図が載っています。全く炎症の見られないのが対照群の豚、弱い炎症の見られる対照群の豚、そして弱い炎症の見られるGM餌の豚、ひどい炎症の見られるGm餌の豚です。
2子宮の重さ。対照群よりGM餌豚のほうが25パーセントも余計重かったそうです。それは子宮の異常増殖、肥厚、悪性腫瘍、子宮内膜炎、子宮腺筋症、炎症 子宮筋肉肥厚、ポリープの存在などの為と推測されます。さらなる研究が必要です。
3雄雌別では、雄の胃の炎症は対照群に比べGM餌の豚は4倍も多く、雌では2.2倍

 研究者たちは結論の項で、人間も豚と同じ胃腸菅があり、特に米国ではGM作物を広く摂取しているけれども、人間の場合にも適用出来るかどうかは、慎重に判断するのが良いと言っています。私は今後そうした成果が続々と現れる事を希求します。