ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

プラスティカリアン

 「衣食があれば、それで満足すべきです」(テモテ第一6:8)。
  2013年6月10日の英国ガーディアンサイトでは、「私たちは生活からプラスティックを追放するべきか」といった題の記事がありました。
  健康や環境といった理由から、プラスティックを使わないようにしようという人々の数が増えています。

 ですから「プラスティカリアン」になるのは容易になりました。ネットの情報によると「プラスティカリアンは、プラスティックの使用を止められなくても、最小限にしようとする生活様式を追求している人」の事です。『プラスティックのない(生活)』を書いた活動家ベス・テリーさん(48歳)によっています。まだ邦訳されていません。http://myplasticfreelife.com/

 彼女はおなかにいっぱいのプラスティックが入っていた事を示す死海の鳥の白骨化した死骸を見て、2007年からもうこれ以上新しいプラスティック製品を買うのはよそうと決心し、それを実行して来ました。6年経過して、その運動は地道な成果を挙げています。画像左。
 プラスティックの原料として代表的なのは、ビスフェノールAです(プラスチック容器<哺乳瓶、コップ等>に用いられるポリカーボネート樹脂や缶詰めの内面塗装に用いられるエポキシ樹脂の原材料として使用され…食品容器の樹脂中に残留したビスフェノールAが溶け出し、食品に移行し、その食品を摂取することが主に考えられます=ネットより)。化学式 (CH3)2C(C6H4OH)2 の有機化合物。内分泌かく乱作用を有すると疑われています。
 もう一つはフタル酸エステル類です。プラスチック製品などの可塑剤として用いられていますが、ビスフェノールAに比べ、毒性の懸念がさらに強いという事で、様々な規制がかかっています。
 こうした化合物を含め、プラスティックにはこれから様々な問題が出て来るでしょう。

 そこでジュリエット・スカーフェさん(34歳)は、プラステック製品に代わるものを作ろうという事で、有機化粧品会社「ベア・スキン・ビューティ」を立ち上げ、例えば台所のプラスティック製品をセラミックとか、スティールのものに替えました。また使い捨てのプラスティックのボトルを、アクアパックス(=純粋な天然のミネラル水を入れる木から作られた箱)に替えました。
 しかし完全にプラスティック製品を除く事は不可能に近いので、歯ブラシなどまだ代替品が見つかりません。
 でも出来るところからという事では、プラスティックのコップや皿、ボトル、黒いごみ袋などを止め、ごく限られたリサイクル出来るものだけに限定する事が肝要です。