ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

音楽についてのアンケート調査

 「その弟の名はユバルであった。彼は立琴と笛を巧みに奏するすべての者の先祖となった」(創世4:21)。

 2013年5月25日の朝日新聞では、「音楽をふだんよく聴きますか」というアンケート調査の結果を記していました。
 対象者が朝日の購読者のうち2573人でしたから、だいたいその傾向は推測出来ます。もっと広い範囲での調査なら、違った結果が出たかもしれません。下左図はサントリーホールで行われた東日本大震災チャリティーコンサート。

 まず音楽をふだんよく聴かない人の割合ですが、27パーセントありました。
 その理由ですが、「音楽のない静かな空間が好き」というのがトップで207人いました。そういうものかなと思いました。第一そんな空間があって気に入っているところなど、そうざらには無いと思いました。耳を澄ませば、自然や人工物のかもし出す何かがあるのでは?と思いました。
 次は「きっかけがない」200人、「時間がない」194人、「面倒」が127人、「集中力の妨げになる」が119人、「思考の邪魔になる」が101人、そして音楽が好きではないというのが42人いました。きっかけがないとはどういう事でしょうか?また音楽とは本当に思考や集中力の邪魔になるものでしょうか。キリスト教の礼拝では、そのメインである説教の前後に賛美がありますが、それはかえって礼拝へ向かい、心を整える役目を果たしています。音楽が好きではない人は、それと触れた時、何かのつまずきがあったのかも知れません。
 第二に音楽をふだんよく聴く人の割合ですが、73パーセントと凌駕しています。
 その理由のトップに「リラックスできる」というのが1464人いました。二番目は「楽しい気持ちになれる」で1084人と、以下を引き離しています。音楽の持っている力でしょう。
 三番目以下は、「好きな作曲家や歌手がいる」が688人、「元気が出る」が631人、「心が洗われる」が490人、「集中できる」が249人(それ以下省略)でした。
 どんな時という設問に対しては、「くつろいでいるとき」「車を運転しているとき」が圧倒的に多かったです。特に車運転時は、長距離の旅では効果が大きいようです。後はおなじみの「勉強中」「通勤・通学時」「夜就寝前」「料理や掃除の時」などが、ほぼ同じ数で挙げられていました。
 そんなジャンルかという設問では、クラシックがトップの1096人、次にポップスが992人と僅差で追いかけています。それを邦楽・洋楽合わせると、クラシックを抜きます。ジャズは456人、ロックは320人、演歌297人などと続きます。クラシックが一番というのは、いかにも朝日らしいです。「歌謡曲」という質問はなかったようですが、私はクラシックと共に、昔の歌謡曲はよく聴くほうです。
 いろいろな意見が寄せられていますが、「逆境に効く」という感じで書いて来た人が多くいたようです。やはり音楽には不思議な「癒し」の力があるのでしょうか?

 東日本大震災でも、盛んにチャリティーコンサートが開かれました。そして震災のがれきの中で、泣きながらトランペットを吹いていた少女の写真が感動的でした。写真右は2年後の彼女です。辛い経験から少しずつ癒され、元気になっているようです。