ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

あなたのレタスはタイムラグがありますか?

 「また昼と夜とをつかさどり、光とやみとを区別するようにされた。神はそれを見て良しとされた」(創世1:18)。
 2013年6月23日のシカゴトリビューンサイトに、上記の題で論文内容が紹介されていました。

 米国テキサス州ライス大学の研究者たちは、貯蔵野菜がもし1日12時間日光に晒されたら、あなたの健康に良いと言っています。
 緑色の葉っぱの多い野菜から、さらに健康上の利益を得たいと思いますか?それならその野菜を暗がりに保存しておいてはいけません。
 消費者がその野菜を1日12時間光に晒し、最初にそうした後、4〜8時間してから食べる事により、その野菜の持つ抗癌性の特質を最大限に発揮させる事が出来る、と研究者たちは示唆しています。
 なぜでしょうか?それは例えば冷蔵庫の野菜室に放り込んだばかりのキャベツなら、まだ生き生きとしており、スーパーから家に持ち帰った後、およそ3日は持つだろうという事が挙げられます。きっと驚かれるでしょう。
 ライス大学大学院で生化学を研究しているダニエル・グッドスピード氏は、まだ収穫していない野菜は、その日の朝早く害虫をかわすための「虫よけ代謝産物」を生み出し、その時に最も活発である事に気づきました。虫から植物を守るこうした物質は、人間が摂取する時抗癌性の特質を持っているのです。
 研究者たちは、その自然な概日リズム(=約24時間周期で変動する生理現象)と、抗酸化物(=生体内、食品、日用品、工業原料において酸素が関与する有害な反応を減らすか除去する物質の総称)の産生は、キャベツ、レタス、ホウレン草といった食用植物が、暗い冷蔵庫に数日投げ込まれたままで、基本的には野菜のタイムラグ(−時間のずれ)の状況を示した時、乱されてしまうと仮定しました。
 一連の実験で、グッドスピード氏と同僚は、様々な野菜を12時間光に、12時間暗やみにという時間帯のもとに置き、第二のグループは全く暗やみのもとに置きました。それから彼らは二つのグループを、キンウワバという飢えた蛾の幼虫の前に晒しました。

 彼らが発見した事は、3日後その幼虫が光に晒されたグループの野菜をほぼ半分食べた事でした。
 同時に暗やみに置かれた野菜の上にいた幼虫は、もっと多く食べ、光に周期的に晒された幼虫より二倍も大きく成長していました。
 それはそうした周期的な時間帯に置かれた植物が律動的なスケジュールで、グルコラファニン(=ブロッコリーなどに特に多く含まれる癌予防物質。体内に入るとスルフォラファンという物質に変わり、癌細胞を無毒化する酵素を活性化させる働きがある=ネットより)のような植物性化学物質を生み出しているからだろうと推測しました。暗やみに置かれたタイムラグの葉野菜とは対照的でした。この物質は暗やみに置かれた野菜より、2〜3倍も豊富であると推測されました。
 概日リズムに従った野菜は虫の害を減らし、おそらくその抗癌化合物を増やしたという事は、収穫後の葉っぱの多い野菜の出荷、貯蔵、調理と摂取に至る過程で、多くの適用が出来るだろうと、研究者たちは言っています。食用作物の健康価値を高める事になります。
 従って私たちも採れたての葉っぱの多い野菜を入手したら、上記のように概日リズムに合わせて食べるようにし、すぐ冷蔵庫に投げ込んだままにしないのが得策です。