ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

神は陶器師、人間は造られた土の器

 「しかし、【主】よ。今、あなたは私たちの父です。私たちは粘土で、あなたは私たちの陶器師です。私たちはみな、あなたの手で造られたものです」(イザヤ64:8)。
 2013年7月15日、私の住む松戸から自転車で20分ほどの所にある「晴れる家café」を訪問しました。きっかけは2か月前の私のブログにコメントして下さった-お店のオーナーAkira Saitoさん(クリスチャンです)です。

 アキラさんのホームページ(http://ameblo.jp/hareruya-cafe/)を閲覧しますと、この「晴れる家café」で月に何回か陶芸&ランチの会が開催されている事が分かりました。またアキラさんは在来種、無肥料、無農薬の自然栽培で野菜も作っておられます。
 本日はその陶芸教室の日でした。私は大きな関心を持っているので、デジカメ持参で作陶の光景を撮影させてもらいました。
 このcaféの中に手回しの轆轤(ろくろ)が5台あり、ちょうどその4台に土器つくりに挑戦する若い方々が座り、師匠(奥様?)の説明を聞きながら始めたばかりでした。

 陶器師は粘土をとって、様々な工具を用い、轆轤を回しながら土器を自在に作ってゆきます。
 そして次に4人の参加者が真似て作ります。全く当たり前の事ですが、作られてゆく器のどれ一つとして同じものはありません。

 出来上がったものは、乾かし、色付けし、焼成して二か月ほどで、作った方々にお渡しするそうです。自分の作品がどんなものに完成したのか、楽しみに待つ事になります。
 作陶後はランチタイム。アキラさんが農園で作った自然栽培の野菜や、各地から仕入れた同じ自然栽培の玄米などを用いた本当の健康食を作ってくれます。ビタミン、ミネラルその他豊富に含まれているので、市販の化学肥料や除草剤漬けのものとは美味しさが全く違います(私はそれを見ずに帰りました)。
 その準備でお忙しいアキラさんに若干の質問をしてみました。自然栽培ではこの夏場は雑草除去が大変でしょうと。
 実際その通りで、アキラさんは大きく伸びたその雑草と、汗水たらして戦っておられるとの事でした。 
 「土地は、あなたのために、いばらとあざみを生えさせ、あなたは、野の草を食べなければならない。あなたは、顔に汗を流して糧を得、ついに、あなたは土に帰る。あなたはそこから取られたのだから。あなたはちりだから、ちりに帰らなければならない」(創世3:18−19)とあるように、人間が罪を犯した後は被造物のあらゆるものにも変化が生じ、いばらとあざみに象徴される雑草がはびこるようになりました。従って栽培者は、額に汗を流して雑草を取り除き、収穫の時を待たなければなりません。茨城にいた時、耕作地を広げた私はそれで身体を壊し、遂に引っ越す羽目となりました。故に手抜きで楽をしようとすれば、遺伝子組み換え食品(GMO)などに向かう事になります。
 ところで冒頭の聖句にあるように、この陶器師は神を表しており、私たち人間は土から取り出された粘土に過ぎません。それを神は自由に形造り、世に送り出されます。皆等しく別々の賜物があります。罪深い人間はそれを神の栄光の為に用いたかどうかで結果が違って来ます。全ての人の肉体は全て土からとられたので土に帰ります。しかし信徒の魂は天にある永遠のパラダイスに入って行きます。それを信じるのが信仰です。
 アキラさんは自然栽培の作物は栄養たっぷりで、多少値段も高くなるように見えるけれど、化学肥料などを用いた作物はその栄養分が取られて不足気味になり、それをサプリメントで補っているのでは、結局全体としては値段が高くなると言っておられました。またお伺いし、今度は日替わりランチを食べさせて頂こうと思っています。