ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

地球温暖化が原因の日本のリンゴの変化

 「喜びと楽しみは果樹園から取り去られ、ぶどう畑の中では、喜び歌うこともなく、大声で叫ぶこともない。酒ぶねで酒を踏む者も、もう踏まない。わたしが喜びの声をやめさせたのだ」(イザヤ16:10)。
 2013年8月17日のロサンゼルスタイムズサイトに、上記の題の記事がありました。
 研究結果を発表したのは、独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構の杉浦俊彦氏らです。
左図がふじとつがるで、http://www.engei.net/Browse.asp?ID=46841から画像を借用。
 研究チームは長野県と青森県の果樹園における「ふじ」と「つがる」について、1970年から2010年までの期間、味と質感を詳しく分析しました。その40年間研究者たちは、毎年気温、降雨、開花時期、収穫の時期、そしてその他の環境に関わる様々な指標を記録しました。リンゴについては、その酸濃度、堅さ、蜜なども調べました。
 その結果気温は上記ロサンゼルスタイムズでは2度F上昇したとありますが、他のサイトを調べると、華氏とセ氏で違いが見られ、発表された『科学報告』誌から直接確かめられないものの、他のサイトを参照するとどうもおよそ2度Cであるようです。40年間に気温が長野、青森ともおよそ2度上昇したそうです。
 それによりリンゴの味と質感が微妙に変化した事が分かりました。消費者である私たちはあまり気づかないほどだそうです。

 それにはリンゴの木の開花の早期化、気温上昇と果実成熟との関係から、リンゴの酸味、堅さ、水入りリンゴ(water core=蜜病)の度合いが減った事が含まれています。要するにリンゴは軟らかくなり、酸っぱくなくなったという事です。 どうでしょうか?私たちが過去のリンゴの味と質感を思い出してみると、確かに微妙ではあるものの、今と比べ堅くて酸っぱいという感じがしたのではないでしょうか?
 この気温上昇、地球温暖化と関係があるのでしょうが、今後さらに上昇すると、リンゴにも目立つ変化が生じるだろうと、研究者たちは予測しています。