ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

フクシマウォッチ:日本大使館、仏紙の原発事故風刺画に抗議

 「偽善者よ。まず自分の目から梁を取りのけなさい。そうすれば、はっきり見えて、兄弟の目からも、ちりを取り除くことができます」(マタイ7:5)。
 2013年9月13日のウオールストリートジャーナルは、日本の五輪と原発に関する風刺画がフランスの有名な風刺新聞「カナール アンシェネ」(1915年創刊)に載り、それを日本政府の菅義偉官房長官が都内で行われた記者会見で「東日本大震災の被災者の気持ちを傷つけ、汚染水問題について誤った印象を与える不適切な報道で、大変遺憾だ」との声明を発表し、物議を醸している事を伝えていました。

 この漫画は画像ではやや分かりにくいですが、アナウンサーはフランス語でFUKUSHIMAという言葉を発しており、「すばらしい!福島のおかげで相撲が五輪種目になった」という内容になっています。遠方にどうやら破壊された4基の原発らしきものが描かれ、中央では土俵で痩せた2人の力士が、相撲をとっています。良くみますと、右側の力士は足が3本、左側の力士は腕が3本になっていて、それぞれ合わせて5本、五輪を象徴しています。
 この風刺画について、カナール アンシェネのルイマリ・オロー編集長は、パリの日本大使館からの抗議があった事を認めた上で、謝罪する意向はないと話したそうです。そして「風刺画をもう1度見たが、災害の被害者を侮辱するものではないと言える。しかし日本当局と原発を運営する人たちには実際侮辱となると言える」と述べました。さらに別のサイトでは「なぜ謝罪しなければならないのか。私には理解できない…私たちは誰も傷つけていない。日本政府が風刺画を批判するだけで、東電が350トン(*300トン?)の汚染水を垂れ流しているニュースに一言も触れていないことの方が驚きだ」と抗弁しました。
 私ならこのオロー編集長の主張は当然だと思います。菅義偉官房長官そして安倍首相は、五輪にかこつけて大きな嘘をつき、福島の被災者たちを侮辱しました。
 菅義偉氏よ!あなたはまず自分の目の中の梁を取り除いてから、モノを言いなさい。カナール アンシェネ誌は全く不適切な報道などしていません!!