ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

地震学者たちは、これまでの記録の中では最大の一番深い地震に困惑している

 「民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり、方々にききんと地震が起こります」(マタイ24:7)。
 2013年9月19日のサイエンスデイリサイトでは、上記の題で論文が紹介されていました。カリフォルニア大学サンタクルス校の研究者たちが、その地震を分析しました。
 2013年5月24日、オホーツク海の海面下609キロの所で、マグニチュード8.3の地震が起こりました。

 なぜ地震学者は困惑しているのでしょうか?こんな深い所で生じた断層の裂け目は、強烈な圧力で抑えられてしまう筈だからです。この上部マントルと下部マントルとの間、およそ海面下400〜700キロの所での深発地震は、太平洋プレートが北米プレートの下に沈み込む所で生じますが、今回の609キロはその沈み込んだプレートの先端にあたるようで、そこで北米プレートとぶつかり合い、強い圧縮力を受けていたようです。

 そうした状況で岩石に裂け目が生じ、1秒間におよそ4キロという速さで進み、過去最大の180キロに及びました。それに伴いせん断断層が出来ますが、それも10キロ滑りました。大学のソーン・レイ教授はどうしてそんな事が起こり得るのかと、そこで説明に困ってしまったわけです。
 それによって生じた深発地震は過去最大で、1994年のボリビアで生じた同様の地震の3倍も多くのエネルギーを解放したそうです。その差はどうもオホーツク海のスラブ(沈みこんだプレートの部分)が格段に冷たいという事があるのかもしれません。ボリビアでは断層の滑りが僅かだった為、摩擦が岩石を溶かし、それが液体を備える事も出来ましたが、オホーツク海ではその深さに至るまでの液体はスラブから抜け、断層の滑りを滑らかに出来なかったと推測され、謎が多くてそれも研究者たちを困惑させています。彼らにはこの地震は浅発地震と全く同じような動きだと見えます。
 この深発地震、日本各地では震度3〜1を観測したそうですが、画像下左に北海道と東北が見えます。深発でよかったようなもので、浅発だったらもう日本はアウトです。一刻も早く全原発の炉を廃炉にしないと!