ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

(暗い)太陽の逆説は古い地球に挑戦する 

 「神は二つの大きな光る物を造られた。大きいほうの光る物には昼をつかさどらせ、小さいほうの光る物には夜をつかさどらせた。また星を造られた」(創世1:16)
 2013年10月23日の米国創造研究所サイト(ICR)に、上記の題の論文紹介が載っていました。左図はその下のサイトより。
http://www1.tecnet.or.jp/lecture/chapter4/4_15.html
 世の科学者たちは始世代の岩石から、およそ30〜35億年前の化石藻類を発見したと言っています。ネットでも一般に「約46億年前、銀河系の中心から遠くはなれた空間でガスが集まり、太陽系が、そして地球が誕生しました。地球の表面は、初めはマグマの海でした。やがて温度が下がり、雨が続いて海ができ、海の中で約35億年前にラン藻類などの最初の植物が生まれました」などと書かれており、化石藻類がおよそ35億年前(始世代)の岩石から見つかったと書かれています。
 一方太陽はその当時どうだったかと言いますと、現在に比べるとそのエネルギーの強さは、ほぼ4分の3程度、20〜25パーセントも弱かったという事になっています。
 すると弱い太陽エネルギーでは、藻類或いは他のいかなる生命形態のものも,成長を妨げていたでしょう。これが暗い若い太陽のパラドックス(逆説)と呼ばれているものです。研究者たちはこの謎を解く為に、これまで様々な挑戦をして来ましたが、結局は謎のままでした。
 今回もロレーヌ大学(仏)、マンチェスター大学(英国)、パリ地球物理学研究所の科学者たちは、新しい試みをしました。彼らは地球がとにかく相当高いレベルの温室効果ガスで温められ、太陽放射の大きな欠如を埋め合わせたと想定しました。ロレーヌ大学のベルナール・マーティ教授は、実に現在より1000倍も高い二酸化炭素濃度が必要だったと言っています。又別の科学者の中には、窒素の量が太古の時代の大気には、今より高い数値を示していたに違いない、だからそれは二酸化炭素温室効果を増幅させ、地球を凍結状態でないまま保っていただろうと考え、その事も試してみたいと思いました。
 その可能性を探る為、研究チームは35億年前と想定されている、西オーストラリアのドレッサーとアペックス累層の始生代岩石から、試料として石英脈を抽出しました。それは高温の熱水が岩石の割れ目を通過する際に様々な元素が沈殿してできた鉱脈(熱水鉱脈)の一つです。
 この石英の結晶の中に、捕捉されたガスと液体が閉じ込められています。その研究の著者たちは、その捕捉されたガスは古代の大気ガスのレベルを表していると想定しました。
 しかし研究の結果は「(古いと想定される)大気の窒素量はあまりに低過ぎ、二酸化炭素温室効果を十分高め、地球を温めるほどではなかったのです」と、マンチェスター大学のレイ・バージェス教授は言っています。又研究の著者たちは、ガス吸着岩石に見つけた高い二酸化炭素(CO2)圧力が、地球を十分温めたかもしれないという事を指摘していますが、それもあくまで憶測で決定打ではありませんでした。
 それならこの逆説をどう解決したらよいでしょうか?
 創造論の立場からすれば、太陽、惑星と地球はすべて若く、全て神により造られたものでした。創造週の第四日目の太陽放射は、今日とそうたいした違いがなく、生命の為に完全に適していたと推定されます。
 歴史科学は誰も目撃しておらず、追試は不可能です。ならば世の科学も創造の科学も、等しく「信仰」によっており、あとはどちらがより合理的かという事だけです。