ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

GMO食品ラベル貼りワシントン州で拒否投票

 「見よ。彼は悪意を宿し、害毒をはらみ、偽りを生む」(詩7:14)
 2013年11月6日のUSA TODAYサイトでは、5日ワシントン州で遺伝子組み換え農産物のラベルを必要とする発議522が、選挙により否決されました。発議522に反対する人々の割合は、54.8パーセントで、賛成する人々45.2パーセントと、僅差による勝利となりました。
 同じような事例は昨年カリフォルニア州でもあって、反対51.4パーセント、賛成48.6でラベル表示反対派が勝利しています。

 私たち日本人は大豆を使った製品、例えば豆腐や納豆、そして味噌、醤油などを多く食べますが、今私の冷蔵庫にあるその製品のラベルを見ますと、全て大豆(遺伝子組み換えでない)と表示されています。それで或る程度安心して食べるわけですが、米国ではそのラベル貼りが否決されてしまったのです。なぜそんな事が起きたのでしょうか。USA TODAYはThe Seattle Timesから引用をしていますが、それによりますと、この発議反対キャンペーンに記録的な資金集めがされ、その額は2千2百万ドル、それにワシントン州の住民からだけで5億5千万ドルの資金提供があって、合計5億7千2百万ドルがラベルを貼らないように、議会工作資金として使われました。その献金企業のトップ5社は、アメリカ保存食品製造業者協会、モンサント、デュポン・パイオニア、ダウ・アグロサイエンス、クロップサイエンスです。
 GMO(遺伝子組み換え食品)が危険であるかどうか、私はまだ保留していますが、今回米国では、共和党寄りの保守派大手メディアであるフォックス・ニュースが、「GMOの危険性を述べた」との事で、大きな波紋を及ぼしました。
 翻って現在日本でも、食材の偽装表示問題は、大手百貨店、高級ホテルなどを含むあらゆるところまで広がり、朝日の表現では「際限なし」というほどにまで至っています。TPPが間もなく締結されようとしていますが、気が付いたら、日本の伝統的な大豆という健康食品、いつの間にか「遺伝子組み換えでない」とい表示が無くなっていたという事が、大いにあり得るでしょう。