ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

ファーストフード企業はソーシャルメディアに頼り、若い消費者たちを標的にしている

 「そこで女が見ると、その木は、まことに食べるのに良く、目に慕わしく、賢くするというその木はいかにも好ましかった。それで女はその実を取って食べ、いっしょにいた夫にも与えたので、夫も食べた」(創世3:6)。
 テレビと私たちの生活は切っても切れないものがありますが、日本で最初にテレビが発売された時、それを見たのは私たち団塊世代と言われている層で、中学あたりの頃からでしょう。それをテレビ視聴第一世代と呼ぶようです。それ以来今日に至るまで、テレビに熱中しているのはこの層がトップのようです。退職したので余計そうなのかも知れません。一方で若者たちのテレビ離れが見られるようですが、今回は米国での話です。

 2013年11月5日のタイム誌サイトでは、米イエール大学ラッド食料政策・肥満対策センターによる上記の題の研究成果が紹介されていました。
 上記画像は同サイトからの借用ですが、子どもたちがテレビのファーストフードの広告を見つめているのが分かります。詳細は同センターのPDFファイルで閲覧出来ます。http://fastfoodmarketing.org/media/FastFoodFACTS_Report_Summary.pdf
 イエール大学では2010年にファーストフード店の食べ物と子どもたちの健康との関係を調査しましたが、今回はそれ以後の報告です。「ファーストフードの諸事実」と称して分析がされました。研究者たちは米国トップのファーストフードチェーンのうちの18店舗を研究しました。それにはマクドナルドやピザハットなどよく知られた店舗が含まれています。そして出されたメニューの栄養価の変化、またテレビ、ネット、携帯型機器などでの子どもや10代の若者たちへの市場キャンペーンの変化も記録しました。
 2012年ファーストフード企業は46億ドルものお金を、不健康な食べ物の広告の為に使いました。そして子どもや10代の若者たちが、そうした広告の主要な視聴者でした。
 中には不健康な食べ物を出す店が減ったところもありますが、極めて僅かでした。健康なメニューを揃えるのは、まだまだ先の話になりそうです。以下は概略。
1子どもで6歳〜12歳の場合でのみ広告を見る割合は10パーセントほど減りましたが、それでも2歳以上の子どもと10代の若者たちは、テレビで毎日3〜5個のファーストフード広告を見続けています。
2健康なメニューを出し、広告している企業は4分の1ほどです。
3栄養の基準を満たしているメニューは3パーセント以下です。
スペイン語を話す就学以前の子の肥満の危険性は16パーセントも増加しています。
5ネットや携帯型機器は特に若者たちが視聴しており、それらを通しての広告による食べ物の売り上げは急激に増加しています。
 そのようにほとんどのファーストフード店は、子どもたちや10代の若者への広告を強化しています。
 それゆえ不健康なメニューの広告に対する子どもたちの脆弱性が際立ち、健康な子に育てたいと願う親の願いを厳しいものにしています。