ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

研究の示すところでは、アルツハイマー病は報告されているより遥かに大きな死因となっています。

 「私たちの齢は七十年。健やかであっても八十年。しかも、その誇りとするところは労苦とわざわいです。それは早く過ぎ去り、私たちも飛び去るのです」(詩90:10)。
 *先日アルツハイマー病の事についてのブログを書いたところ、予想以上の☆印を頂き、この病がいかに怖いものであり、皆様の関心の的になっているかという事を思い知らされました。今回はいわばその続きです。
 2014年3月5日のサイエンスデイリサイトに、上記の題の報告がありました。
 「アルツハイマー病と他の認知症は死亡証明書や医療記録では、不十分な報告となっています」と研究の著者であるシカゴ・ラッシュ大学医療センター所属のブライアン・D・ジェイムズ博士は言いました。「死亡証明書はしばしば肺炎など直接の死因を挙げています。しかし認知症を根本原因として挙げる事はしません」。
 新しい研究はアルツハイマー病が心臓病やがんなどとほぼ同じくらい多く、死の一因となっているのかもしれない事を示唆しています。その研究は2014年3月5日に機関紙『神経学』の印刷刊行誌で発表されました。それはアメリカ神経学アカデミーの医学雑誌です。
 現在アルツハイマー病は米国疾病対策予防センター(CDC)によれば、米国の主要な死因一覧表で6番目になります。一方心臓病とがんはそれぞれ1番目か2番目になります。その数は死亡証明書で報告されているものに基づいています。
 ジェイムス博士はさらに、「ほとんどの高齢者の死の唯一の原因を特定しようとしても、その死の過程の現実を把握出来ていません」と語っています。
 博士は「私たちの分析で得た推定では、アルツハイマー病での死はCDCが報じている数を遥かに越え、また死亡証明書で挙げられているものも上回っています」と言いました。
 その研究の為に65歳以上の2,566人の人々が認知症の年間検査を受けました。参加者の平均年齢は78歳でした。その研究では平均8年後、1、090人の参加者が死にました。研究開始時点で認知症のなかった全559人の参加者が、アルツハイマー病を発症しました。診断から死に至るまでの平均時間は、およそ4年でした。死後、アルツハイマー病は臨床診断を受けた人々のおよそ90パーセントの剖検で確証されました。
 死亡率は年齢75歳から84歳で、アルツハイマー病と診断された後4倍も高くなりました。そして85歳以上ではほぼ3倍高くなりました。そうした年齢グループでの全死亡の3分の1以上が、アルツハイマー病に帰せられました。
 博士は2010年の75歳以上の米国人口では、アルツハイマー病で503,400人が死んだという事になると言いました。それは死亡証明書に基づくCDC報告の83,494人という数よりほぼ6倍も高くなります。
 「この国の認知症の本当の結果を究明するのが、社会の認識をいっそう高める為に大切な事です」。
*これは米国の研究でしたが、日本も同じではないかと思います。私の母もその兆候が出てから3年で天に召されました。