ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

最近のエボラ熱について知っておくべき6つの事

 「主は狩人のわなから、恐ろしい疫病から、あなたを救い出されるからである」(詩91:3)。
 2014年4月1日のタイム誌サイトに、上記の題で記事が載っていました。
 民間の国際NPOの一つ「国境なき医師団」は、西アフリカのギニアでのエボラ熱の大発生を、「これまで見た事もなかったほどの規模の伝染病」と呼び、政府に対して警告を発しています。画像は外務省より。

 今年のエボラ熱の特徴は、森林の奥深いところからの発生が、地図で見て分かりますが、過密な沿岸の首都コナクリに飛び火し、パニックを引き起こした事だそうです。
 エボラウイルスは、知られている中では最も致死的なものの一つで、HIV/AIDSと肩を並べます.
画像はmedical-today.seesaa.netからお借りしました。
 タイム誌記事の時点で、この疫病による死者は83人、4月9日のNHKニュースサイトでは、南側の隣国リベリアでも感染は広がり、ギニアで101人、リベリアで10人、計111人が死亡しています。
 このエボラ熱、過去にはコンゴ民主共和国スーダンで、1976年に同時に発生したのが初めてだそうで、合計1,700人が死んだようです。上記したように、ウイルスは体液を通して感染する事例が多く、ギニアリベリア両国ともセックスをやめるよう警告しました。
 タイム誌が報じた、私たちが知っておくべき6つの事柄を要約して以下に示します。
エボラ熱の深刻さはその地理的拡大にあります。数百マイル離れた地域でも発見されます。ですから検疫体制は大変です。
エボラ熱の由来はどこにありますか。自然宿主は、アフリカの野生のオオコウモリの集団にあると考えられていますが、またチンパンジー、ゴリラ、ヤマアラシ、森林の羚羊でも流行しています。それこそ当局者が「野生動物の肉」を食べるのを避けるよう勧めている理由です。
エボラ熱の伝染性はどうですか。セックスだけでなく、感染した血液、器官、筋肉、あるいは他の体液との直接の接触が、伝染の危険性を持ちます。キスから針、汚れたタオルや寝具類も含まれます。埋葬の為の屍衣も気をつけないと、会葬者が危険にさらされます。
それは諸大陸を越え、国際的な広がりとなり得ますか。これは1とも関連しますが、次のような例がありました。中国やフィリピンで見つかったエボラ熱の変異の一つが、感染したマカクを通して、米国の研究室に運び込まれました。グローバル化した世界、日本は絶対安全と言えるでしょうか?
エボラウイルスはどんな事をしますか。咽喉炎、赤目、そしてたぶん発疹から始まり、発熱、激しい筋肉痛、厳しい頭痛が続き、嘔吐、下痢、発疹、腎臓の損傷と肝臓の機能の不全、そして或る場合には体内外の出血が続きます。多臓器不全、失血、ショックなどにより、2〜21日で死亡します。
治療法やワクチンはありますか?まだありません。アフリカの局地に限られていた為、それへの投資は限定されていました。でも生物テロにも利用され得るので、米国では最近ワクチン研究への一歩を踏み出しました。今のところ感染した患者に対して出来る唯一の事は、抗生物質により二次感染を防ぎ、鎮痛剤、反凝固薬や中心静脈による水分補給をする事です。
 本来人間が管理すべき自然が、人間の野望により破壊されています。そこからじっと潜んでいたウイルスが発生し、人間を殺す…これは自然界からの人間への復讐と言えないでしょうか?