ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

松戸・東北交流サロン『黄色いハンカチ』チャリティーサマーコンサートへの参加

 「ひとりひとり、いやいやながらでなく、強いられてでもなく、心で決めたとおりにしなさい。神は喜んで与える人を愛してくださいます」(コリント第二9:7)

 2014年7月5日、過去ログでも触れた松戸・東北交流サロン『黄色いハンカチ』に行って来ました。この日はチャリティーサマーコンサートという初めての試みでした。活動と運営資金を兼ねて、会費千円で行なわれました。初参加を含め50人位の人々が集まりました。責任者のKさんと本日のコンサートで電子ピアノを弾いた和久深雪さんは、3・11の直後から、松戸に避難して来られた方々の為に、食料や支援金等でサポートを続けて来ました。ですからこうした地道な活動の事もあって、本日の人数になったのでしょう。狭いこのビルの一室は一杯になりました。黄色いハンカチ自体は発足からまだ1年4か月との事でした。

 武蔵野音大でバリトンを学んだ土橋創さんと和久さんとで、10曲の歌が披露されました。土橋さんは介護施設など、既に550回も回り、精力的に活動を続けています。この二人のコンビは3年前からだと言っていました。
 二人とも気さくで、冗談もよく出て、聴衆を飽きさせない技量の持ち主です。
 曲は戦前の唱歌「夏は来ぬ」から昭和の歌謡曲、オリジナルとして、チャイコフスキー弦楽四重奏曲第1番2楽章冒頭の「アンダンテ・カンタービレ」をアレンジしたものを、和久さんが弾きました。ちなみにそのアレンジ曲を作ったのは、大中恩氏で、「赤とんぼ」とか「サッちゃん」で有名な方です。
 最後の10曲目で、ボリュームのある土橋さんが、オー・ソレ・ミオをイタリア語で熱唱しました。

 初めて集った方もいましたが、既に顔見知りになっている方とも再会しました。家も財産も津波で押し流され、松戸まで避難して来たけれど、何度も死のうと思ったという証がありました。本日は手拍子で歌を盛り上げたり、自らも口ずさんだ方々もいました。皆東北が忘れられる事への危機感を抱いていますが、この日ばかりはしばしプロの二人による曲を堪能した事でしょう。私は退院後インスリンを昼4単位打っていますが、守られて帰る事が出来ました。月曜から佐原で発掘が11月まで続くので、終了まで黄色いハンカチへの参加は、残念ながら出来ません。