ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

病室での携帯使用制限緩和

 「また、人の益を計り、良い行いに富み、惜しまずに施し、喜んで分け与えるように」(テモテ第一6:18)。
 私は6月17日に松戸市立病院に検査入院しました。2つの癌の疑いは晴れてほっとしましたが、糖尿病のほうが遥かに悪い事が分かり、初めて内服薬プラスインスリン注射という事態になりました。
 6人部屋には同じような人が二人同じ日に入って来て、いずれも血糖値が高く、早速インスリンを投与されました。
 そのうちの一人は、おそらく合併症として足の指を切断する手術を受けました。その為しばらく病室のベッドで何もかも行わなければなりませんでした。あまり話はしませんでしたが、カーテンで遮蔽されたベッドで、時々携帯電話のやりとりをする声が聞こえました。
 私は「入院のご案内」のパンフレットを読みながら、「携帯電話(多機能携帯電話を含む)の使用について」という項を読んでいたので、「医療器具への影響が懸念される」という事で、「通話による使用はご遠慮ください」とあるのに従っていました。ですからこの人は規則違反だと思っていました。
 しかしその人は緊急で入ったので、着の身着のまま、これでは必要なものを奥様に持ってきてもらうしかありません。そこでやむを得ず、携帯で電話連絡をしたというわけです。
 ところが退院した後、7月4日のハフィントンポスト・ジャパンサイトを見ていて、「携帯電話、病室でも使用可能に 医療機関での使用に新指針」という言葉が飛び込んで来ました。

 朝日新聞デジタルで報じたものを転載していましたが、旧指針は17年前に作られたもので、当時は確かに携帯電話の出す電磁波が問題になっていました。それで禁止措置が取られていました。
 ところが携帯電話はその後改良が続き、電磁波も相当弱くなった為、病室では医療機器から1メートル離すという条件で使用出来るよう、指針を変える事にしたそうです。上記の人の事を考えれば、それは妥当な措置と言えそうです。勿論大部屋では他の患者もいるので、迷惑がかからないようにするのは当然でしょう。左図は或る大手大学病院の個室で、携帯もパソコンもOK。ネットから借用。

 一方電車の優先席付近では、電源スイッチを切る事が随時放送されています。それは心臓にペースメーカーをつけている人がいる可能性がある為でした。しかし後日同じ朝日新聞デジタルの報じた内容を見ると、総務省が「携帯端末からペースメーカーまでの距離の指針を、従来の22センチ以上から15センチ以上に緩和した」と決めた事を受けて、関西の一部私鉄電鉄では7月以降優先席付近が混雑している場合に限り電源オフとし、空いている時はその制限を緩和する事になりました。JR西は一部地域でのみ、それを実施する事になりました。
 しかし私としてはそれはあまり賛成出来ません。今のスマートフォンなどを利用している若者たちは、電車に乗り込むと、自由席であろうと優先席であろうと、とにかく座りたがります。自分に見合う格好でスマホに見入りたいからです。そうした彼らには周囲が全く見えていません。お年寄りが近づいても全く無視です。おまけにそこに私が座っていると、左右どちらかにもぐり込んで来て、電車のブレーキと共に体重をがりがりに痩せている私に押し付け、席から押し出そうとまでします。
 そんな傍若無人な彼らは、隣にペースメーカーをつけた人が座ったとしても、スマホを15センチ以上離すなどといった配慮は全然ないでしょう。とにかく最近は優先席に乗るお年寄りを滅多に見かけなくなりました。
 ごく少数の若者たちを除くと、大多数が中毒症です。今や電車はお年寄りにはやさしくなくなりました。女性専用車両があるからには、お年寄り専用車両もあってしかるべきではないかと思いました。