ハテヘイ6の日記

ハテヘイは日常の出来事を聖書と関連付けて、それを伝えたいと願っています。

中年太りが認知症の進展リスクを減らす

 「それゆえ、神である主は彼らにこう仰せられる。見よ。わたし自身、肥えた羊とやせた羊との間をさばく」(エゼキエル34:20)。
 2015年4月10日のワシントンポストサイトに、上記の題の研究がダニエラ・ディーンという人により紹介されていました。
 6,000人を調査した2006年の研究では、40代で腹の出ている人は、70代になるとアルツハイマー病や他のかたちの認知症になる可能性が遥かに高いという事が、神経学誌に発表されていました。画像は http://www.siruzou.jp/byouki/11562/からお借りしました。

 ところがランセット科学誌に発表された新しい研究では、その成果をかなり見劣りさせるものとなりました。というより正反対の結果をもたらしました。つまり中年太りの人は、認知症進展の危険性を減らすというものです。
 逆に体重不足の人が遥かに認知症を進展させやすいという事です。研究によると、普通の体重の人に比べ、痩せている人は34パーセントも認知症を進展させる危険性があるのに対して、大変太った人でも忘れっぽくなったり、頭が混乱したり、他の老衰の兆候が出て来る危険性は、29パーセントも低いという結果になりました。
 対象者の平均年齢は55歳、そのうち45,507人が平均9年間で認知症になりましたが、その危険性は体重が増えても着実に減っているという事です。
 研究者たちはもしこの結果が真実であるとすれば、次のステップは食べた余分なものの中に認知症に抗する栄養成分があるかどうか検証する事だと述べています。
 けれども研究者たちは、太った人の場合何らかの原因で死ぬ確率は高く、心臓発作や他の病気にかかりやすく、認知症については予防効果があるものの、その恩恵を受けられるほど長く生きられるかどうかは分からないと言っています。
 *私はBMIからすると激痩せのほうで、もうすぐ70代に近づきます。こういう結果を見ると心中穏やかではありません。炭水化物を多く摂取すれば体重50キロに近づきますが、血糖値の平均値も増えてしまいます。この矛盾には担当の栄養士も頭を抱えています。やはり聖書にもありますが、70代で天に召される事を願っています。