慢性肝炎の経口薬の新薬が効かない
「おとめエジプトの娘よ。ギルアデに上って乳香を取れ。多くの薬を使ってもむなしい。あなたはいやされない」(エレミヤ46:11)
2015年9月20日、松戸市立病院の消化器内科で、慢性肝炎でも米国では毎日1錠、3ヶ月続ければ100パーセント、ウイルスが死滅するという新薬ハーボニーの事を詳しく伺おうと出かけました。そんなに有効な薬なら、絶対副作用も強いだろうと思い、ネットで詳しく調べ診察に臨みました。
納得がいったら、260万円(3ヶ月、3割負担)が補助金で、私の場合月額1万円、3ヶ月3万円となるので、すぐ補助金申請をして、2ヶ月あとから飲み始める計画を立てていました。
ところがです。医者は私が診察室に入るとすぐに、パソコンの画面を見せながら、この薬は飲み込む過程で胃酸を作用させて溶かし、腸から肝臓まで運ぶという事なので、私の場合胃がなくて胃酸が出ない場合、全くと言ってよいほど利かないときっぱり言われ、天を仰ぎました。さらに推算糸球体濾過量(eGFR)もぎりぎり、胃があっても効くかどうかわからないと駄目を押されました。
福島での過酷な除染作業で、1976年胃を全摘した際の輸血でHCVに感染して以来、3年間は苦しみ、安静を強いられていましたが、信仰を持ってからなぜか奉仕出来るほどに下がり、数十年間ずっと落ち着いていました。実際血液検査でトップに出て来るALT,ASTの値はほぼ正常値のままだったのです。左図は執刀医から説明の為渡された紙。よく生還出来たものです。
ため息をついていたところ、医者はまだあきらめるのは早い、11月にこのハーボニーと似た新薬が出るので、その時の診察までに、作用・副作用を含め資料を整えておくから待っていて、と言われました。
その新薬、29日の東京新聞夕刊に載っていました。「ヴィキラックス」と言います。米国では上記ハーボニーに比べ、95パーセントと僅かな違いですが、ウイルス排除に成功したそうです。画像はhttp://lawyer-koga.cocolog-nifty.com/fukuoka/2014/12/viekira-pak-519.htmlからお借りしました。まだ発売になっておらず、英文です。
まあ5パーセントだけ劣るという事ですから(薬価はほぼ同じ)、もし胃酸の問題が無ければ飲んでみようと思っています。副作用は当然あるでしょう。適用になっても補助金申請から2ヶ月、早くても来年2月頃から開始、5月まで続ける事になりそうです。
それまでの肝臓の動向が気になりますが、確かに上記ALTなど2ヶ月前より2倍近く上昇しています。アルバイトとかデモ参加などが響いているのかなあ。とにかく皆様心配して下っているので、ひたすら自重します。その間白内障とか下肢静脈瘤の手術も考えています。
もしほぼ完治するようだったら、また福島まで行きます!